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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 韓国版「東武WS」の廃墟感
訪問ライター・清水2000の「韓国珍スポ探訪記」VOL.33

韓国版「東武ワールドスクウェア」の廃墟感がジワる

まるで人類滅亡後の世界……

 それぞれの建物は実に精巧だ。しかし、ところどころ破損し色落ちし、雑草は伸び放題、植木は蜘蛛の巣に覆われるなど、管理のずさんさが際立ち、腰砕け感は否めない。周囲には私以外に誰もおらず、まるで人類滅亡後の世界を見学しているような気分になる。

フランスのエッフェル塔。鳥のさえずりがうるさいと思ったら、頂上が鳥の巣になっていた

 ヨーロッパを抜け、次に現れたのはアフリカゾーン。そこに大々的に展示されていたのが「キリマンジャロ山」だ。もはや建築物でもない。

模型のキリマンジャロと、韓国の普通のアパート団地とのコラボが美しい
ただの自然もそのまま展示

 雑草が生い茂る空き地や、もぬけの殻となった売店などを横目に見ながら、やがて登場したアメリカゾーンだ。これぞニューヨークな景色はこの公園のクライマックスといえるが、その朽ちかけた様子に思わず変なため息が出る。よく見ると、ワールドトレードセンターの壁が一部はがれ落ちているのだが、これって倫理的にまずいのではないか。

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