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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 韓国版「東武WS」の廃墟感
訪問ライター・清水2000の「韓国珍スポ探訪記」VOL.33

韓国版「東武ワールドスクウェア」の廃墟感がジワる

絵に描いたような日本

 ソウル市のお隣・富川(プチョン)市にある、世界の建築物のミニチュアを展示するテーマパーク「アインスワールド」を訪れた。2003年のオープン以来、地域住民に愛されてきたが、近年は施設の老朽化とともに客足も減り、ますますの珍スポ化が進んでいるという。

 バスを降り、人気のないエントランスに立った私は、その荒涼とした景色に息をのんだ。アスファルトの隙間からは雑草が伸び放題。音楽どころか物音すら聞こえず、券売所は閉ざされたままで、底のない倦怠感があたりに充満していた。

炎天下にもかかわらず、パラソルは閉ざされたまま

 券売所ではなく入場ゲートで直接お金を払い、いよいよ公園内へ。入場料は1万ウォン(約1,100円)。週末の夜だけに行われるライトアップ時なら1万30,00ウォンと、この規模にしてはちょっと高めだ。

 最初に現れたのはイギリスのタワーブリッジ(の模型)。園内はイギリスゾーン、フランスゾーン、ロシアゾーンと分かれ、写真で見たことのある世界の建造物の模型が次から次へと現れる。パンフレットによると「25カ国67個の有名建築物」が展示されているという。

スペインのサクラダファミリア聖堂
イギリスのストーンヘンジ。あふれる小石感
ロシアの赤の広場。そして雑草

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