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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > ジャニーの陰を書かぬメディア
週刊誌スクープ大賞

ジャニー喜多川氏の陰の部分を書かず、美辞麗句を並べたFRIDAYやAERAは恥ずかしくないのか?

 ところで、フライデーが、週刊誌としては初めてジャニー喜多川の死について報じた。しかし、タイトルの「芸能界の巨星、墜つ」からもわかるように、内容は手放しの礼賛記事である。

 文末は、「ジャニー社長亡き後、彼の魂をいかに受け継いでいくのか。ジャニー氏の死去、それはすなわち、ジャニーズ事務所の新たな始まりである」と結んでいる。

 新たな始まりではない。私は、ジャニーズ事務所の終わりの始まりだと思う。

 吉本芸人たちの「闇営業」問題がまだ終わりそうもない。吉本の大崎洋会長が共同通信の取材に対して、09年に会社を非上場にして、反社会勢力の人たちには出ていってもらったし、関わった役員や先輩にも出ていってもらったと語っている。自ら、少なくともそれまでは反社との付き合いが続いていたことを認めているのである。

 吉本の元役員は、

「吉本はまったく膿を出し切れていない。むしろ非上場にして外部からの監視の目がなくなったことが、闇営業問題の遠因になったのは間違いない」

 と批判する。6000人の芸人を抱え、ろくに契約書さえ交わさずに、安いカネでこき使えば、闇でも何でも、食っていくためにやるのは当然ではないか。そのうち、反社とベッタリの“反社芸人”が逮捕でもされたら、吉本は潰れるかもしれない。

 文春の貴乃花の連載が今回で終わった。それほどの新しい情報はなかったが、今彼の考えていることは、ほとんどいい終えたのではないか。

 その中で、喧嘩別れした兄や母親と会ってみたいといっていた。だが、先方からの連絡はないようだ。

 この家族の亀裂がどれほど大きいものか、それを見てもわかろうというものである。

 これからどう生きていくのか、孤独にどこまで耐えられるのか、貴乃花の真価が問われるのは、これからである。

 さて、一時、「金正日の料理番」として知られた、藤本健二の所在が、6月から確認できなくなっているという。

 平壌の百貨店に併設されたビルに、寿司とラーメンをセットで100ドルという、べらぼうな値段の店を出し、結構はやっていたそうだが、渡航客が少なくなり、店は閑古鳥だったそうだ。

 日朝関係筋によれば、6月半ばに、市内である人物に物品を渡そうとしているところを、当局に現行犯逮捕されたという。

 もしこれが事実だったとしたら、日本政府は動くのだろうか。

 このところ新潮は、長生きできるとか、若返りホルモンという特集が多い。

 今週は、若返りホルモンといわれる、成長ホルモンとメラトニンについて。

 この両方は、加齢とともに減少していく。60代になると20代の4分の1程度になってしまうそうだ。

 成長ホルモンは、筋トレ、空腹時、睡眠中に分泌されるという。メラトニンは光を浴びると低下するので、22時を過ぎたらできるだけ光を浴びないようにするといいそうだ。

 今は、「アンチエイジングドック」でホルモン年齢を調べてもらうことができるというから、心配な方は受診したらどうか。

 秋篠宮眞子さんが、日本人移住120年を記念してペルー・ボリビアを訪問している。新潮が、小室圭の母親が秋篠宮紀子さんを、「癇癪もち」と評していたと報じているが、それより、外遊中の眞子さんが、どこかで圭とお忍びで会うのではないか、週刊誌はその瞬間を逃がすまいと狙っているようだ。フライデーによれば、眞子さんは7月20にロスに1泊する。

 もしかすると、秋篠宮紀子さんがロスに飛ぶということがあるかもしれない。

 7月5日、埼玉県所沢市で、中学2年の本郷功太郎(13)が、同級生Aに刃物で刺し殺される事件が起きた。

 Aは当初、「本郷君は自殺した」といっていたが、後から、「自分が刺しました」と自供した。Aの家は、父親はかつてカリスマ美容師だったが、Aの祖父が亡くなったのをきっかけに鬱になってしまったそうである。結果、店も潰してしまって、両親は自己破産している。

 そのため、両親は働きに出ていて、昼間はAの祖母しかいないので、同級生のたまり場になっていたそうだが、Aは彼らからいじめを受けていたという。

 Aは、学校側にも人間関係のトラブルを相談していたそうだが、学校側は何もしなかったのだろう。おとなしいAに溜まっていた鬱憤が、何かのきっかけで暴発したのだろうか。

 いじめで自殺した岐阜市内の進学校に通う中学3年のケースも、学校側がしかるべく手を打っていれば、悲劇は避けられたと思わざるを得ない。

 彼は卓球部の副部長を務め、中体連の大会へ向けて練習に励んでいた。今春、団体戦の同点の場面で出場したが、負けてしまった。すると、いじめの主犯格とされる子が、「お前のせいで負けたんや!」と、卓球のボールをぶつけて怒鳴ったそうだ。

 彼がいじめを受けていたのは、よく知られていた。5月31日に、女子生徒が担任に、詳細ないじめの実態を時系列で綴ったメモを渡し、こうメッセージを添えていた。

「本当は言いたくないけど、(A君が)心配です。自分でできることはやりたいので、私も戦います。先生、力を貸してください」

 だが、担任も、副主任も、通り一遍にいじめているといわれる生徒に聞いただけで、そのメモを紛失してしまっていた。いじめを根絶することよりも、有名校への進学率を上げることが、校長以下、学校の目的になってしまっているのであろう。

 こんな連中ばかりがのさばる学校で、いじめなどなくなりはしない。

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