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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『イッテQ!』打ち切り秒読み

日テレ『イッテQ!』打ち切りは待ったなし! BPOが”祭り企画”をヤラセ認定で窮地に

日テレ公式宣伝部インスタグラムより

 日本テレビ系のドル箱番組『世界の果てまでイッテQ!』が、いよいよ断崖絶壁に立たされてしまったようだ。

 昨年11月に一部報道で表に出ていた同番組の“祭り企画”について、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が審議してきたが、5日、同委員会は放送倫理違反があったとして、ヤラセを認定した。

 同委員会では、昨年5月放送の「ラオス夏祭り」、2017年2月放送の「タイ・カリフラワー祭り」について審議した結果、「今回の2つの『祭り』は番組のために現地で用意したものであった」と判断した。

 両企画は、現地で恒例的に開催されている祭りに、番組が参加したかのように放送していたが、実際には現地コーディネーターが撮影用に紹介したものを番組独自で制作した企画で、「出演者が、もともとある祭りに参加しているように視聴者を誘導した。多くの視聴者が番組に求める約束に反したものだったと言われても仕方がない」(同委員会)と指摘している。

 このBPOの認定を受け、日テレは“祭り企画”の打ち切りを決めるどころか、あろうことか「自信を持ってお届けできる態勢が整い次第、再開したい」との声明を出し、“継続”を宣言してしまったのだ。

「“祭り企画”を継続すれば、当然視聴者から“疑惑の目”がつきまといますし、『これもヤラセじゃないのか?』と思われてしまいますよ。ヤラセ疑惑報道後、日テレはいったん否定しながらも、最終的に認めて、極めてイメージが悪くなり、視聴者からの信頼感が損なわれてしまいました。その後、視聴率は降下し、『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)に逆転される結果に」(テレビ関係者)

 そして、さらに同番組はアクシデントに見舞われた。

「ロケ中にANZEN漫才・みやぞん、フォーリンラブ・バービーが大ケガを負ってしまいました。この上、BPOからヤラセ認定を受けて、さらにイメージダウン。それでも、“祭り企画”を再開させるというのですから、もう末期的です。これじゃ視聴者もスポンサーもソッポを向いて、打ち切りも待ったなしかもしれませんね」(同)

 視聴率が落ちたとはいえ、今でも大方の回で15%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)超えを果たしており、日テレの全番組の中で最も高いレベルの数字を維持している同番組。それだけに、さすがに打ち切りは回避したいところだろうが、そうせざるを得ない状況に事態は流れているのかもしれない。

最終更新:2019/07/10 05:55
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