ユニクロ試着室に隠しカメラが! 中国のアパレル店舗の死角で相次ぐ性犯罪
#中国
中国で業績を伸ばし続けるユニクロで、盗撮事件が発生した。
「新浪新聞」によると6月15日、深セン市のショッピングモール内にあるユニクロの店舗で事件は起こった。この日、1人の女性客が、試着室に小型カメラが仕掛けられているのを発見したのだ。女性客は、試着室に備え付けられた鏡の上部に、洋服のボタンのようなものが貼り付けられているのを見つけ、不審に思ってこの物体に触れてみたところ、熱を帯びていたことから小型カメラではないかと疑い、店側に報告。店側は警察へ通報、盗撮事件として捜査が行われることとなった。
この店舗では試着室が全部で10室設けられていたが、盗撮カメラが仕掛けられていたのは女性客が利用した7番試着室のみだったという。
事件から4日たった19日、警察は盗撮カメラを仕掛けた容疑で市内に住む28歳の男を逮捕した 。男はIT企業に勤めており、性的な欲求を満たすためインターネットで盗撮用の小型カメラを購入し、試着室に設置したと供述しているという。
中国のユニクロでは2015年、北京市内の店舗内に設けられた試着室で、若い男女が性行為をする動画がSNSで拡散された。この一件をめぐっては、店員の関与も疑われ、ユニクロにとってはとんだ災難となった。
また、アパレル店舗の試着室での盗撮事件としては、17年にファッションブランドH&Mの広東省中山市内の店舗で、試着室から盗撮用の小型カメラが4台発見された。さらに、この店舗で盗撮されたとみられる、試着中の女性客が映った動画がインターネット上へ流出していたことも判明した。
中国では盗撮動画がネット上で売買されたり、有料ポルノサイトに流されたりしてい。盗撮動画をネタにした商売が成り立ってしまっているこの現実を考えれば、今後もこうした卑劣な盗撮犯の撲滅は難しいのかもしれない。
(文=青山大樹)
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