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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > テラハ、女の戦い第2ラウンド!
36歳独身男の『テラハ』レビュー

『テラハ』女の戦い第2ラウンド勃発!……なぜケニー?

『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』公式サイトより

人気恋愛ハウツーブログ「ハッピーエンドを前提として」(https://www.zentei-happy-end.com/)のウイさん(36歳独身男)が、『テラスハウス』の新シリーズをウォッチ! 今回は第5話と6話を振り返ります(※ネタバレあり)。

#5 顔面偏差値高めの6人の攻防! 展開の速さについていけない……

 僕たちの『テラスハウス』、5話目です。まだ5話目だっていうのに、顔面偏差値も恋愛偏差値も高い男女6人があっちこっちで至近距離で殴り合う東京編、今週も絶好調でした。前作・軽井沢編の前半はチンタラした展開でしたので、今回は本当にスピード感を感じますね。

 5話目は、リビングで女子たちがミュージシャン・ケニーのライブに行くか相談するシーンからスタートします。ここで「大事件」とまではいかないのですが、「え? 先週の展開なんだったの?」という事件が発生します。先週までケニーといい感じに見えていたイラストレーターの香織が、ほかの女子メンバーに「ケニーがこの前『女子には歌っている俺を見てほしくない。それで好きになられたら、仮に俺の右腕がなくなって歌えなくなったら、好きじゃなくなるってことでしょ? 歌っていないときに俺を見てほしい』って言ってたよ」と、報連相するのです。言い方がちょっと小バカにしてるんですよね。しかも、香織からは見えていなかったようですが、ケニーはその会話が聞こえる位置にいますからね。

 カメラの回っていないところで突然、オリジナルソングでも歌われたのでしょうか? わずか1週間のどんでん返しに、視聴者置いてきぼりです。これが東京編のスピード感。

 後日、香織とケニーは約束していたデートに行くのですが、香織がランチ代を払ったり、ケニーの音楽に対する姿勢を褒めたり、「また相談に乗ってね」と誘ったりするのが“あの話”を聞かれた罪滅ぼしにしか見えません。

 香織、めちゃくちゃ高学歴のお嬢様育ちなのに、たまに発言が軽率なんですよね。ケニーとのデート中にも「今はコーヒー店さんのちょっとしたスペースでイラストの個展やってるけど、本当はもっと大きいところでやりたい」って言うんですけど、この発言、コーヒー店さんに少し失礼ですからね。ちょっとだけ配慮が足りないんです。でも、そんなことを思ってたら「お金大事だよね。アーティストってみんなお金の話したがらないけど、お金は大事。やりがいだけでやっていけないよね」と立派な発言。僕も文章を書いたりして家賃を払ったり納税したりする身なので、共感してしまいました。できれば、そのままの勢いでケニーに「で、なんぼなん? 年収」って聞いてほしかった。

「女の子と話すと顔が赤くなる。苦手なんです」という20歳の流佳が、前々回くらいから(お前、本当はヤリチンなんじゃないのか?)という立ち振る舞いを見せていましたが、今回でようやく尻尾を出しました。フィットネストレーナーの莉咲子をパルクールの練習場まで車で送る際、自分が飲んでいたペットボトルのお茶を莉咲子にナチュラルに手渡すのです。できます? 付き合っていない異性に「はい」ってナチュラルに、自分の飲みかけのペットボトル差し出す行為。しかも、自称“女子苦手”の20歳の男の子がですよ。これは虚言確定でいいんじゃないでしょうか。DTP(童貞ポリス)の山ちゃん(山里亮太さん)も怒っています。だいたい“自称・天然”に本物の天然がいないように、“自称ウブ”にも本当のウブはいないんですよね。それは過去のテラハで学んだじゃないですか。流佳も「女子が苦手」なんて言わずに「初めは顔が赤くなったりするけど、慣れたらガンガンいきますよ。自分、ヤリチンなんで」くらい言ってたらよかったんですよ。

「専業しか認めないようなやつは死ぬ」発言の自称・マルチクリエーターの俳優・翔平も、ケニーの発言をおもしろおかしく共有した香織も、ちょいちょい尻尾出す流佳も、共通点は「口は災いの元」ということですね。人間関係の基本を改めて教えてくれる番組、それがテラハです。

 最後はケニーのライブです。ケニーは本当にミュージシャンでした。めちゃくちゃ歌うまいし、かっこいい。こんなの見せられたら惚れちゃう。歌うケニーを見つめる女子メンバーの目が(ハート)に見えますが、これは演技なのか? 本当にグッときちゃっているのか? 今回のライブが、今後のテラハにどんな影響を及ぼすのか楽しみです。

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