雑誌屋やジャーナリストなど、きれいごとではできない!吉本の芸人と反社との関係を示す“証拠”はまだまだ出てくる!?
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
今週の第1位は、吉本芸人と反社とのつながりを毎週掘り起こしているフライデーに今週も捧げたい。
フライデーは吉本興業所属のお笑い芸人「スリムクラブ」の内間政成(43)と真栄田賢(43)が、指定暴力団・稲川会の本部長(ナンバー3)の誕生パーティで「闇営業していた」と報じている。
本部長の身内の女性がやっている川崎市内の韓国クラブにゲストとして呼ばれ、芸を披露し金銭を受け取っていたそうである。内間が本部長の隣で、札びらをクビに巻いて笑っている写真が掲載されている。ここには「2700」の八十島宏行(35)と常道裕史(36)もいた。
あわてた吉本は、フライデー発売前に4人を「無期限謹慎処分」にすると発表したのである。
「カラテカ」の入江慎也(42)が、高齢者を食い物にした詐欺集団の忘年会に、宮迫博之や田村亮らを出演させていたことが発覚して以来、吉本の芸人たちと反社との関係を示す“証拠”はまだまだ出てくるはずだ。
なぜなら、現代が報じているように、吉本興業と山口組・田岡一雄三代目組長との親密な関係は有名だし、その後も裏でつながっているのではないかという噂が絶えないからである。
吉本には6,000人といわれる芸人が所属している。落語家は800人、現役のプロ棋士は170人ぐらいである。その中で、テレビに出て稼いでいるのはほんの一握り。反社などからの甘い誘いに乗るなというのが無理というものだ。
私には、芸人が暴力団を含めた反社の連中と付き合うのを非難する気持ちはさらさらない。自分の芸を楽しんでくれる所ならどこへでも行く、それが芸人だと思うからだ。
今回、謹慎処分を受けた芸人の中で、一人でも、「反社の連中に芸を披露したことがいけないというのなら、私はこれからテレビには出ません。私の芸をぜひ見たいというお客の前でしかやらない」と、タンカを切れる芸人はいないのかね。
漫才の横山やすしは数々の暴力事件を起こし、ヤクザとの付き合いも噂された。それでも視聴者は茶の間に彼を受け入れた。彼の話芸を見たかったからである。それほどの芸を持った芸人が今の吉本にいるのか。
テレビ局も謹慎になった芸人たちの入れ替えで当面はバタバタするが、代わりはいくらでもいる。そのうち彼らは視聴者から忘れられる。
ひと山いくらの芸人しか排出してこなかった吉本にこそ問題があると、私は思うのだが。
それと、もうひと言いっておきたい。フライデーの一連の報道に、反社から情報や写真をもらう(買う)のはいかがなものかという批判があることに対してである。
バカも休み休みいえ。フライデーが、詐欺集団や稲川会の人間と接触して、芸人たちがやっていた「闇営業」の実態を暴かなかったら、この話は闇に隠れたまま、芸人たちは知らん顔してテレビに出ていたはずだ。
そのうち出てくると思うが、反社の人間と一度でも付き合えば、次にイヤだと断れまい。
彼らは、人の弱みに付け込み、骨までしゃぶる。そうやって、その世界と一体になってしまっている芸人などたくさんいるはずだ。
その芸人に芸があればいいが、芸無しでは、そいつらにすがって生きていくしかない。
そういうしがらみを断ち切らせるためにも、今回の報道は貴重である。
私も雑誌屋の端くれだが、われわれはネタのあるところならどこへでも行く。ネタを持っている人間なら、ヤクザだろうと人殺しだろうと会って話を聞く。
私の経験でいえば、人殺しを白状させるために1,000万払ったことがある(会社には違う名目で払ってもらったが)。
批判などされてもいい。目の前にスクープがあるのに、手を出さない奴は、こうした仕事はやるな。
雑誌屋やジャーナリストなど、きれいごとではできはしない。それもわからずに、反社からネタをもらうのはどうの、謝礼を払っていたとすれば問題だなどというべきではない。
【巻末付録】
現代からいこう。
「女優・真木よう子、美しき挑発-究極の美がここにある」。この女優は何か人と違うものを持っていることは間違いない。
袋とじ「邪悪なSEX入門-大人の男と女に、言葉はいらない」。これは論評の外だな。
ポストにいこう。
巻頭袋とじ「範田紗々、温泉に行こうよ-箱根旅情を疑似体験できる非日常ヘアヌード」
後半御袋とじ「葵つかさ、部屋においでよ-情感溢れる『日常ヘアヌード』」
こんな「『働くおねえさん』に会いたい-お仕事セクシーコスプレに挑戦」「高嶋香帆、一枚ずつ、そっと-志村けん大絶賛」。この高嶋なかなかいい。これからが楽しみ。
そして先ほど紹介した「貴景勝の母でございます-角界で話題の『美人すぎる母』グラビア初登場!」
今週はSEXY度は低いが、やはり「貴景勝の母でございます」がグンバツだね。ポストの勝ち!
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