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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 『カニバ』佐川一政の実弟が激白

『カニバ』佐川一政の実弟が、加害者家族の実情を告白!!

 

“パリ人肉事件”を起こした佐川一政を兄に持つ純さん。慶應義塾 大学を卒業し、大手広告代理店に勤めていたが、人生が一変した。

 事件は1981年6月11日に起きた。パリに留学中だった佐川一政は、好意を抱いていたオランダ人女性を自宅アパートへ呼び出し、射殺。遺体の一部を食べ、残った遺体をブローニュの森の池に捨てようとした。世界を震撼させた「パリ人肉事件」だ。逮捕された佐川は犯行を認めたが、心身喪失としてフランスの裁判で無罪となり、84年に帰国。作家、評論家、男優として脚光を集めることになる。

 あの事件から38年。佐川は現在どうしているのか? ヴェネチア映画祭でオリゾンティ部門審査員特別賞を受賞したドキュメンタリー映画『カニバ/パリ人肉事件38年目の真実』は、カニバリスト・佐川一政の素顔に迫った衝撃作だ。そして本作で見逃せないのは、2013年に脳梗塞を患ってから闘病生活を送る佐川の介護を続ける、実の弟・純さんの存在である。

 事件以来、言葉では言い尽くせない辛酸を舐めてきたはずの純さんが、1歳年上の兄の世話を焼き、口数の少ない兄に代わってインタビューに応える姿が『カニバ』では映し出される。国内の配給会社がどこも手を出さなかった問題作ながら、加害者家族について考えさせる作品ともなっている。これまでメディアに出ることのなかった純さんに、心境を語ってもらった。

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