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張本勲、NBAドラフト八村塁に「金が入って親が嬉しい」発言が物議 一方で“期待の表れ”とも

『サンデーモーニング』公式インスタグラムより

 6月20日に、日本人では初となるNBAドラフトの1巡目指名をワシントン・ウィザーズから受けた八村塁。その偉業に日本中が注目したが、そんな八村に対して野球評論家の張本勲がした発言が物議を醸しているという。

 23日にTBS系で放送された情報番組『サンデーモーニング』に出演した張本は、この八村の件について「本人よりも親が嬉しいわね」とコメント。続けて「お金は入るし、有名になってくれるし」と、その理由を説明した。また、NBAのメンフィス・グリズリーズでプレイしている渡邊雄太についても番組では触れ、これについて「この二人(八村と渡辺)が出てくると、オリンピックは強いよ」と、日本のバスケットオリンピック代表が強くなることに期待を寄せていると発言。しかし、番組で見事な活躍をした選手に送る『アッパレ』については、「これからプレーを見てね」と発言し、まだ送らないという見解を示した。

 この件について、ネット上では「めでたい雰囲気壊すなよ」「ホント老害」「バスケットわかるの?」「ほんと失礼な人だなって思うわ」「『本人より親が~』って言い方はないよね…」と、専門外のバスケに上から目線で発言したことや、親の方が嬉しいという見解を示したことについての批判が殺到している。

「確かに今の時代にはそぐわない発言だと思いますが、親の件に関しては、これはもう時代というほかないんじゃないでしょうか。昔の人で、プロスポーツに入る理由として、親に楽をさせてやれるというモチベーションがあった人は多いでしょうから。今月の14日にプロで初ホームランを打った楽天イーグルスのルーキー、太田光選手も『ボールは親に渡したいと思います』とコメントしていましたが、こういう親への感謝みたいなものは、今の選手でもあるわけですしね。ちょっと言い方が誤解を招く感じでしたけど、『よくぞここまでの傑物を育てた』という張本さん流の賛辞であったのではと思います」(スポーツライター)

 また、主に問題とされているアッパレをあげなかった件についても、それなりに理由があるのではないかという指摘もあるようだ。

「今後のプレーを見るという発言は、スポーツ的にはおかしなことではないと思います。野球でもそうですが、ドラフトで獲得した選手が、そのまま花が開かないこというのは、ままあることですからね。2012年にボストン・セルティックスから1巡目指名を受けたファブ・メロという選手は、結局セルティックスでは6試合の出場に留まってしまい、大きな期待外れとなってしまいました。その後、NBAから2シーズンで撤退し、母国のブラジルでプロとしてプレーしていましたが、2017年に2月に心臓発作で亡くなってしまっています。今回の発言は、今後も慢心せず、きちんと花形選手として活躍して欲しいという期待の表れなんじゃないかと」(同)

 野球以外のスポーツに言及する時に、物議を醸す発言が多く、度々批判を浴びる張本。しかし、今回に関しては、言い方に誤解を招く部分こそあったものの、それなりに筋の通った発言ではあったようだ。

最終更新:2019/06/30 10:00
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