闇営業問題で芸人そのものがダーティーな存在に……吉本興業が中堅事務所に仕事を奪われ、勢力図が激変か
#吉本興業 #お笑い芸人 #闇営業
13人もの芸人が謹慎処分となった、反社会勢力が主催するパーティーでの闇営業問題。今度は、吉本興業所属のスリムクラブと2700が、他事務所の芸人の仲介で稲川会系の暴力団幹部が参加する会合に出席し、ネタを披露していたことが発覚し、それぞれ無期限謹慎処分となった。
「カラテカ入江だけでなく、ほかにも反社会勢力と接点を持つ芸人が複数いたという状況。今回の仲介芸人は吉本ではないものの、こういった不適切な闇営業が芸人たちにとって身近なものであったというのは間違いないでしょう」(週刊誌記者)
一連の闇営業問題は、お笑い事務所の通常業務にも影響を与えているようだ。
「芸人そのものが、ものすごくダーティーな存在となってしまった。一般の企業や自治体にしてみれば、何の気なしに呼んだ芸人が実は反社の闇営業もやっていた……なんていうリスクを負うこととなる。普通の企業も、気軽に芸人を呼べなくなってしまったわけです。少なくとも、絶対に反社との付き合いがない芸人だけしか呼べませんね」(お笑い関係者)
たとえば、カラテカ入江と仲がいい芸人などは、真っ先に警戒されることになるのだ。
「吉本内部でも、できるだけクリーンな芸人に営業仕事を回すようにしているようですね。入江と仲がいい芸人はもちろん、今回レイザーラモンHGや天津木村、ムーディ勝山など“一発屋芸人”も多く闇営業に参加していたことが発覚しているので、一発屋系の芸人も敬遠されがちなようです。一発屋芸人は知名度も高いし、誰もが知っているネタを持っているし、営業では重宝されていたんですが、本当にもったいないですね」(同)
もはや、吉本芸人を使うことそのものがリスクだという声もある。広告代理店関係者はこう話す。
「用心深いスポンサーであれば、吉本は避けるようになるでしょう。またザブングルが謹慎になっているナベプロもしかりです。今回の騒動は芸人が謹慎するというだけでなく、事務所の監督責任も問われるもの。吉本やナベプロは大きな痛手を負うことになりましたね」
そんななか、その他の中堅事務所は仕事を増やすこととなりそう。
「たとえば、サンドウィッチマンが所属するグレープカンパニーなどは、サンドの好感度の高さもあって、かなりクリーンなイメージです。今まで吉本興業に営業を頼んでいた企業が、グレープカンパニーに鞍替えするということは十分にあり得るでしょう」(同)
闇営業問題をきっかけに、吉本やナベプロといった大手事務所が、新興の中堅事務所に仕事を奪われるかもしれない……。お笑い事務所の勢力図が、いま書き換えられようとしている。
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