福山雅治、『集団左遷!!』2ケタ死守で面目保つも「ギャラ大幅ダウン」「主演俳優は失格」の烙印
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福山雅治が主演した連続ドラマ『集団左遷!!』(TBS系)が23日、最終回を終えた。全10話の平均視聴率は10.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、かろうじて2ケタを死守して面目を保ったが、福山にとっては、ここから先が真の“正念場”となりそうだ。
同ドラマは福山の3年ぶりの連ドラ主演作とあって、注目を集め、初回13.8%と好発進。ところが、コメディタッチの作品で、福山はドタバタ走り回り、顔芸を全開。銀行を舞台にした作品とはいえ、池井戸潤氏原作の『半沢直樹』(TBS系)のようなノリを期待した視聴者を失望させてしまった。
案の定、第2話は8.9%と急降下。第3話では10.1%と持ち直したものの、第4話以降は9.2%→9.0%→7.8%→9.4%と4週連続で1ケタ台に低迷。しかし、終盤の第8話から、11.8%→10.1%→13.1%と10%超えが続き、なんとか全話平均で2ケタに乗せた。
三友銀行蒲田支店を舞台にした、第1章「蒲田編」(初回~第6話)は、あまりにもコメディタッチが過ぎて大不評。だが、第2章「本部編」(第7話~第10話)は一転して、三友銀行の本部を舞台に、ビジネスドラマっぽいつくりとなった。
融資部付部長の主人公・片岡洋(福山)が、専務から副頭取に昇進した横山輝生(三上博史)の不正を暴くべく奔走し、最終的に告発。横山は、自身の不正を隠ぺいしてくれた藤田秀樹頭取(市村正親)とともに失脚。融資担当常務の隅田優(別所哲也)が新頭取となり、片岡は新たな役職で再スタートを切り、ハッピーエンドと相成った。
「結婚して子どもも生まれ、50歳になった福山は、もはやカッコよさだけでは通用しません。福山自身、それを承知の上で、“演技派”への転換を図ったようですが、演技力の乏しさが浮き彫りになってしまいました。走り回ったり、顔芸をさせられたりというのは、演出上の問題なので、福山に非はありませんが、滑稽そのものでした。この作品を通して、福山が演技の幅を広げられたかというと甚だ疑問で、今後に課題を残したといっていいでしょうね」(テレビ誌編集者)
かつて、福山が主演した『ガリレオ』シリーズ(フジテレビ系)、NHK大河ドラマ『龍馬伝』などは高視聴率をマーク。映画『そして父になる』も大ヒットして、俳優としても、我が世の春を謳歌した。
しかし、結婚後に主演したドラマ『ラヴソング』(同)は平均8.5%と大爆死。映画では、『三度目の殺人』はまずまずだったが、『SCOOP!』『マンハント』は惨敗を喫し、“主演俳優”としては崖っぷちに立たされていた。
「今回、『集団左遷!!』がなんとか平均視聴率2ケタを死守して、主演ドラマの2作連続爆死は回避しましたが、ギリギリの10%台。過去の福山のブランド力を考えると、物足りない数字で、今後各局が主演オファーを出すかどうかは微妙。出演料も、一般的な主役級より高いと言われていますから、大幅なギャラダウンという現実も受け止めなければならない。いずれにせよ、もう“福山”の名前だけでは数字が取れないとハッキリしたのは確かです」(同)
さしあたって、福山は11月1日に公開される映画『マチネの終わりに』で主演を務める。同作で、福山は世界的なクラシックギタリスト役を演じ、パリの通信社に勤務するジャーナリスト(石田ゆり子)とのラブストーリーになるという。ドラマ、映画が大ヒットした『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系、映画版のタイトルは『昼顔』)の西谷弘監督と、売れっ子脚本家・井上由美子氏がコンビを再結成するとあって、コケることは絶対に許されない作品だ。
中年同士のラブストーリーに、どれほどの需要があるかはわからないが、同作も爆死するようだと、いよいよ福山の立場は危うくなるだろう。
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