バスケ八村塁のNBA入りで楽天・三木谷会長の笑いが止まらないワケとは?
#バスケ #八村塁
日本中が興奮に包まれた米・ゴンザガ大学3年の八村塁のNBAドラフト1巡目指名。世界規模の人気を誇るNBAから上位指名されるという快挙に日本中は大騒ぎだが、このまま“八村ブーム”が起きるかどうかは微妙だ。
2016年にはBリーグが誕生し、長らく遠ざかっていたオリンピックも、東京五輪で44年ぶりの出場が決定。バスケット熱は高まりつつあるなか、それをさらに盛り上げるニュースが、八村のNBA入りだ。すでに日本でも特別扱いの八村だが、知名度はむしろアメリカのほうが高いかもしれない。スポーツライターが言う。
「日本ではまず報じられませんが、アメリカは大学スポーツの人気が非常に高く、中でも大学バスケットの人気は絶大です。八村が活躍したNCAAトーナメントは、日本で言えば、箱根駅伝か夏の高校野球ぐらい注目度が高いイベント。そこで活躍した八村のドラフト上位指名は、甲子園で活躍した選手がドラフト1位で指名されたようなものです。これまでNBAの舞台に立った日本人選手は2人(田臥勇太、渡邊雄太)いますが、彼らはいずれもドラフト指名を受けていない“雑草組”。その点、八村は正真正銘のエリートです」(スポーツライター)
ドラフトで上位指名されたからと言って、活躍が約束されているわけではないが、大谷翔平や大坂なおみなどの活躍を目にすると、「ついにバスケットでも……」との期待を抱きたくなるのは、日本人として当たり前のこと。しかし、八村を応援するのは容易ではない。週刊誌のスポーツ担当記者が語る。
「NBAの放映権はずっとNHKが持っていて、BSでリーグ戦、オールスターゲーム、ファイナルなどを放送してきましたが、2017-2018シーズンから、楽天が放映権を取ってNHKの放送はなくなり、さらに2018-2019シーズンはWOWOWの放送もなくなって、楽天の独占放送になりました。
来季(今秋スタート)の放映権についてはまだ発表はありませんが、楽天の三木谷浩史会長は熱心なNBAファンで、楽天はNBA最強チームのウォリアーズと複数年度のパートナーシップを結んでおり、放映権を手放す理由はないでしょう。“楽天TVと契約しなければ、八村が見られない”となれば、応援する気が失せる人は正直少なくないでしょうね」(スポーツ担当記者)
三木谷氏が契約者増でほくそ笑むか、受信料パワーでNHKが放映権を取り戻すか、“黒船”のDAZNが放映権を奪い取るか、コートの外の戦いも見ものになりそうだ。
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