8歳女児を集団レイプ、殺害・切断した鬼畜3人、死刑を逃れて終身刑に……各地で抗議デモも
#インド #性犯罪
レイプ事件が続発するインドで先日、8歳の女児を集団レイプした上に殺害した男3人が死刑を逃れて終身刑となったことから、インド中で怒りの声が上がっている。
インド北西部のカシミール地方で昨年1月、薬物で眠らされたアシファ・バノちゃんがヒンドゥー教寺院に連れ込まれ、1週間にわたり性的暴行を受けたあと、首を絞められ、石で殴打されて殺害、遺体を切断されるという事件が起こった。
先日行われたこの裁判で検察官は、事件に関わった8人の被告のうち、アシファちゃんを襲った3人に対し死刑を求刑したが、判決は終身刑。被告の一人は定年退職した公務員で、アシファちゃんが拘束されていた寺院の管理人をしていた。
ほかの3人は報酬を受け取り証拠を隠滅した罪で5年の禁 錮刑、7人目の男は無罪となり、もう一人は未成年であるため、少年審判を受けることになっている。
アシファちゃんはイスラム教徒の遊牧民族の娘で、ヒマラヤ山脈の山すそで家族の所有するポニーに草を食べさせていた時に誘拐されたという。
遺体は1週間後に森の中で発見された。遺体を調べたところ、抗不安剤を打たれた上で何度もレイプされ、石で殴打されて首を絞められていた。
事件が起こったジャンムー・カシミール州の州都ジャンムーでは、2日間にわたり暴力的な抗議活動が勃発し、ニューデリーやムンバイ、バンガロールなど他の都市でも抗議のデモが行われた。
ジャンムー・カシミール州はインド国内で唯一、イスラム教徒が多数派となっている地域だが、事件が起こったジャンムーはヒンドゥー教徒が多数の地域となっている。
公判では、レイプ後、3人はアシファちゃんを殺害しよう決めたが、そのうちの一人が最後にもう一度レイプするため、ほかの2人に殺害をいったん中止させていたことが判明している。また犯人たちは、事件をもみ消すために、3人の警察官にワイロを渡していた。
インドでは2012年、ニューデリーで女子学生が集団レイプ後に殺害された事件の直後にも大きなデモ活動が行われている。その後、レイプ犯罪は厳罰化されたものの、事件が減ることはなく、年間4万件もの被害が報告されているという。
今回の鬼畜極まりないレイプ殺人犯に対し死刑が適用されなかったことに、国民の間では不満も噴出している。
インドがレイプ大国の汚名を返上できる日は、一体いつになるのだろうか?
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