セクハラ対策もナイスガイ! キアヌ・リーブスのファンに対する予防線の張り方に、世界中から称賛の声
#セクハラ #キアヌ・リーブス
『スピード』や『マトリックス』などで知られるハリウッド俳優のキアヌ・リーブス。そんな彼のとったある行動が、話題を呼んでいるという。
きっかけとなったのは、ある外国人ユーザーが、Twitterで「Lol Keanu ain’t taking no chances(キアヌはまったく危険を冒さない、笑っちゃうね)」というコメントと共に、キアヌが撮影に応じている写真を4枚投稿。この中で、女性ファンと思われる人物と一緒に写っている写真でキアヌは、肩や腰に手を回すようなポーズをとっているものの、手は女性に触れておらず、触れそうで触れない距離を保っている。この投稿には、「キアヌは、触れないままでいても抱きしめられたような気分にさせる力を持っている」「賢い人だ」「正直、我々に残されたただ一人のヒーローだと思う」など多くの称賛のコメントが寄せられており、中には「ウィル・スミスも同じことをしている」と、同じくハリウッド俳優であるウィル・スミスも、キアヌのような気遣いをしていることを指摘するような声も上がっている。
こうしたキアヌの姿勢について、ネット上では「女に難癖付けられて訴えられないようにだろ」「Metooとセクハラ対策じゃね?」「全員に触るより触らない方がリスクないもんな」と、リスクを避けるものであるのではないかという声が多い。中には、「きちんと手を写真に写して、わさってない証拠を残してるのも偉い」と、キアヌのきちんとした用心をしていることに感嘆する声も見受けられる状況だ。
「みなさんが指摘している通り、これはセクハラなどの難癖をつけられないために行っているんでしょう。5月の末には、ハリウッドのセクハラ問題が噴出するきっかけとなったハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ問題が48億円の和解金で暫定的な示談が成立したとされていますが、こうした問題に未だに揺れ続けるハリウッドの中で、少しのリスクも払いたくないと考えるのは自然なことでしょうからね。とはいえ、こうしたセクハラの告発が続く状況の中で、女優のカトリーヌ・ドヌーヴをはじめとしたフランスの著名女性100人が公開書簡で異議を唱えるなど、行き過ぎなのではという声も多く上がっています。この公開書簡は物議を醸し、ドヌーヴが謝罪を行う事態になりましたが、今回のキアヌの件をはじめ、俳優はすでに過剰ともいえるリスク管理を行わないといけない状態になっている。これはさすがに不自然な感じを抱いてしまう人も多いんじゃないかなと思いますね」(映画ライター)
もちろん、キアヌがとったこの行動が、リスクを避けるために最適なものである事は間違いないのだろう。しかし、ここまで俳優がしなければいけない状況というのが、正しいものなのかは議論の余地があるところだろう。いずれにせよ、こうした性を巡る問題が物議を醸すことのないような世の中になってほしいと願うばかりだ。
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