9割以上が間違っている「防音カーテンの正しい使い方」とは? 防音グッズ専門店が解説!【中編】
#石徹白未亜 #防音室 #静かに寝たいあなたに
防音カーテンを使っても、カーテンレールの上から音がダダ洩れ?
室水 「空気層を作る」が防音カーテンのポイントの一点目ですが、二点目は「カーテンを引くときは、音が漏れる隙間を絶対作らない」ことです。
ただ、たいていのカーテンレールは上に隙間がありますよね。あの隙間から音が漏れてしまうんです。ですのでカーテンは天井から下げるのが理想ですね。
――「防音カーテンを引いたのに全然改善しない」という人は「カーテンレールの上から漏れてる」というケースが多いのでしょうね。でもカーテンレールの上の部分って、そもそも隙間が空いていますよね。
室水 はい。ですので当社ではカーテンレールの上を箱状に「ふさぐ」部分もセットにしたカーテン販売しています(図1)。また「ふさぐ」部分だけも販売しています。
また、カーテンのドレープ(ひだ)の「隙間」からも音は漏れるので、ここも気を付けてください。防音カーテンは「しっかりふさぐ」ことが基本です。ですので、窓が床までない「腰窓」であっても、高い防音効果を求めるなら床まで長さのあるカーテンを引くことをお勧めします。
――それほどまでの「徹底隙間対策」なんですね。そうなると素人が素人考えのままで防音カーテンを買ったら、隙間だらけで効果を感じられないケースは多いでしょうね。
室水 そうなんです。また、防音カーテンを選ぶときのポイントは「層と重さ」です。より層があり、より重いほど、防音効果は高まります。
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家に防音カーテンがあるが、効き目を感じられない人は「もとあったカーテンも追加する」「隙間をとにかく塞ぐ」など工夫をすることで防音効果がアップする可能性もあるのだ。
原稿後編では引き続き室水氏、梶原氏に、本格防音対策について話を伺う。比較的低コストで安眠環境を実現する必殺技「ドラえもん戦法」について伺う。
(文/石徹白未亜 [https://itoshiromia.com/])
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