岩井志麻子の「韓国人は手首切るブス」は本当に問題発言なのか……関西メディアが「敏感すぎるだけ」?
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作家・岩井志麻子の「韓国人は手首切るブスみたいなもん」という発言に対し、関西テレビが、差別的な意図を否定しつつも「そのまま放送したことは誤りだった」と謝罪した。
問題となっていたのは、5月18日放送の『胸いっぱいサミット!』(関西テレビ)内での出来事。今年2月に上皇さま(当時は天皇陛下)に対して謝罪を要求した韓国国会の文喜相議長をめぐる議論の中で、進行役のタレントに韓国人の気質を問われた岩井が「この間も言いましたけど、とにかく『手首切るブス』みたいなもんなんですよ。手首を切るブスという風に考えておけば、だいたい片付くんですよ」と発言した一幕である。岩井は続けて「(韓国が)『来てくれなきゃ死んじゃうから、死んだらあんたのせいだから』って言って、中国とか北朝鮮は『死ねば』と言っちゃうけど、日本は『そんなこと言うなよ、お前のこと好きなんや(と言ってしまう)』」と述べ、スタジオの笑いを誘っていた。
この発言に対し、ネット上では「表現がエグいくらい的確。さすが作家」「この人旦那が韓国人だし。やはり知り尽くしている」「事実なのに差別なの?」など、岩井の発言を評価する声が多かった。だが、韓国人を差別するような内容であり、加えてブスという表現も含まれていたため、二重の意味で批判の対象となってしまったようだ。
「以前から『5時に夢中!』(TOKYO MX)などで韓国人の夫をネタにして韓国をディスッている岩井氏ですが、今回は放送時間が土曜のお昼ということで大きな話題になってしまいました。本人が番組冒頭で『今日はなんでも言っていい日なんですよね、収録だから』と言ってますので、少し油断していたところがあったのかもしれません。しかし、15歳の初体験の相手が在日コリアンであり、以来数十年にわたり韓国人を愛し、さらに夫も韓国人だという岩井氏。自らの思いを吐露しているようにも読めますし、今さら差別するような意図はなかったのでは」(芸能ライター)
事態を重く見た関西テレビは公式に謝罪文を発表したが、この迅速な対応に対して、局の対応が敏感すぎるという声も上がっているようだ。
「ネットなどでは、関西テレビに対して「謝る必要はない。言葉狩りだ」という声も多く上がっています。しかし、つい先月も読売テレビで性別質問炎上事件があったばかりで、関西メディアはこうした問題に敏感になっています。昨年は『ちょうどいいブスのススメ』という山崎ケイのエッセイがドラマ化される際、『人生が楽しくなる幸せの法則』と変更されるなんてこともありましたし、こうした発言には今後一層注意が必要になりそうです」(同)
表現者としては株を上げた岩井だが、現在の時流にはややそぐわなかったよう。今後は発言の場所を選んだほうがよさそうである。
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