”日本のメッシ”選んだのは銀河系軍団だった! 久保建英・18歳のリアルな未来予想図
#サッカー日本代表 #久保建英
久保が選んだのは、やはり“故郷”のスペインだった──。9日に行われたエル・サルバドル戦でA代表デビューを飾った久保建英が、レアル・マドリードに移籍することが判明。未来の日本を担う久保だが、世界No.1のチームで爪痕を残すことはできるのか?
もともと久保は、日本にいるはずの選手ではなかった。小学校低学年でその才能を見出された久保は、2011年にスペインに渡り、世界的強豪・バルセロナの下部組織に所属。そこでも突出した成績を残して「日本のメッシ」「メッシ2世」とも呼ばれたが、チームが18歳以下の選手の登録違反で制裁を受け、出場機会を失ったため、2015年に帰国した。その後、FC東京や横浜F・マリノスなどに所属し、着実に力を付けた久保だったが、やはり選んだ道は、10代前半に切磋琢磨したスペインだった。週刊誌のスポーツ担当記者はいう。
「日本では『レアル・マドリードに移籍』と大々的に報じられていますが、まずはBチームのカスティージャの所属になります。久保の年俸は2億円以上とも報じられており、Bチームの選手としては破格ですが、レギュラーが約束されているわけではなく、あくまでも実力で出場機会を獲得しなくてはいけません。予想できるストーリーとしては、レンタル移籍で他チームに出され、そこで武者修行をしながら腕を磨くことになるでしょう」(スポーツ担当記者)
世界屈指の人気、知名度、そして資金力を誇るレアル・マドリードは、世界中からスター選手を取りまくる“銀河系軍団”。極端に言えば、育成の必要などないのだから、Bチームからトップチームへとのし上がるのは至難の業だ。ただ、その才能が日本レベルではないのも確かだ。長らく久保を見続けてきたフリーのスポーツライターはいう。
「15歳でJリーグデビューした頃は先の細さが際立ちましたが、最近の試合ではたびたび得点に絡み、ゲームメイクができる選手になっています。これまで何人もの“日本の宝”が海外に渡りましたが、久保はスペイン語がペラペラですし、海外生活もまったく問題ないでしょう。レアルで居場所を獲得するのは、並大抵の才能や努力では叶いませんが、レアルが久保に示した好条件には、“日本市場への広告塔”としての期待料も含まれています。他の選手よりも、チャンスが与えられる機会は多いかもしれません」(スポーツライター)
漫画『キャプテン翼』の主人公・大空翼を地で行く“リアル大空翼”がどこまで羽ばたけるのか、サッカーファンの楽しみは尽きなさそうだ。
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