どんどん悪化する“日韓関係”、韓国人気YouTuberの差別禁止発言が関係修復の第一歩に?
#韓国 #差別 #YouTuber #ミンギュ #日韓
韓国の文喜相国会議長が今月14日、慰安婦問題に絡んで今年2月に当時の天皇陛下(現上皇陛下)に謝罪を求めた自身の発言について謝罪したが、徴用工問題をはじめとして、現在日韓関係は悪化の一途をたどっている。
こうした国同士の関係の悪化が影響してか、ネット上などでも嫌韓の声が多く上がっているのが現状だが、差別やヘイトに反対する冷静な意見を持つ人も両国に多く存在しているのも確かである。そうした反ヘイト・差別思想が現れたエピソードとして知られているのが、韓国人の人気YouTuberであるミンギュが2月に投稿した動画にまつわるものだ。
ミンギュは2月20日、「反日韓国人とケンカしました」という題名の動画を投稿。町を歩きながら紹介する動画の撮影中、通りすがりの韓国人に、「あ、なんだ、ちょっぱり(韓国における日本人の蔑称)か」と声をかけられたミンギュが、発言した韓国人を呼び止め、謝罪を要求。それを拒否した韓国人と、言い争いに発展するという内容になっている。この動画に、ミンギュは「僕が韓国人でも日本人でもアメリカ人でもそんなの関係ないんです。差別はあってはいけないことだと思います。どこの人なのかなんて関係ないんです。差別はやめましょ」とコメントを投稿。差別に反対する気持ちを表明している。
この件に対して、ネット上では「いい人すぎ」「本当のイケメンってこういう人のことやね」「日韓の懸け橋になる素晴らしい人だ」と、ミンギュを称賛するコメントが圧倒的多数となっている。韓国人でありながらも、日本人の蔑称を言われたことに対して怒りをあらわにしたミンギュに対して、好感を抱く人が多かったということだろう。
「近頃、韓国のサッカーU-18代表が、中国で行われた国際ユース大会で、優勝後にトロフィーを踏みつけたことが物議を醸しましたが、こうした行いは結構あるんですよね。古い話ですが、2004年に行われたサッカーのU-23カタール国際トーナメントの際、日本戦でゴールを決めた韓国人選手が、ユニホームを抜いて『独島(竹島)は私たちの領土』と書かれたTシャツを見せた他、12年のロンドン五輪の日本戦でゴールを決めたあと、韓国代表が日本の終戦記念日に対して万歳三唱を行ったほか、試合後に『独島は我々の領土』と書かれた紙を掲げるなどの行為がありました。こうした国民の代表となる人々の行動を見た人々が、韓国人に対する悪印象を抱いてしまっているという部分もあるでしょう。ある意味で、こうした国民感情の対立が、国同士の関係悪化の根幹にあるとも考えられます。このミンギュさんのような意識を持った人が両国に増えれば、こうした問題も将来的に解決していくかもしれませんね」(オピニオン誌ライター)
現在、対立を深めている両国の中で、こうした人々が増えることが解決策の一つになるということか。両国の関係が将来的に改善することを切に願うばかりだ。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事