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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 「珍文字の珍麺料理」
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第114回

読めないし書けない! フォントもない! 「珍文字の珍麺料理」って!?

そのお味は……!?

 

「ん?」

 

「んえ、ええっ……」

 

「えええっ、えええええええ……。長っげぇ~~~」

 椅子に腰掛けて麺上げするだけじゃ腕の長さが足りないので、行儀が悪いが立ち上がって麺を持ち上げる。麺の重さで箸を持つ指がつりそうだ! いったい何十センチあるんだ???

 再び腰掛け、からそうなタレが満遍なくついた1本麺をほおばり、ズズッとすすりあげると、あげると……、あげ、られない。1本というか1枚というか、幅広で肉厚の麺が重くて、口の吸引力では啜り上げることができないのだ。

 仕方なく、麺をたぐっては食い、食ってはたぐる。辛さは、期待したほど刺激的ではなく、ピリ辛以下という感じ。ひょっとしたら中国人女将が、辛味を弱めてくれたのかもしれない。タレも甘辛くて、麺の弾力もほどよい。

 聞くと、麺の長さは約70センチで、1人前だとそれが3本入っているらしい。名前の「ビャンビャン」は、手打ちの麺を伸ばす時の仕草や麺の音だという。なるほどね~。 

 玄奘三蔵法師が、インドから持ち帰った経典を保管したのが、「ビャンビャン麺」発祥の街・西安。三蔵もビャンビャン麺を食べたのだろうか? 今度、「西遊記」を見るときは、注意して見ることにする。

 ビャンビャン麺、うもうございました。

 

横浜中華街 蘭州牛肉拉面「ビャンビャン麺」880円

SNS映え  ☆☆
味     ☆☆☆
珍級度   ☆☆☆

 

*尚、次回から「珍級グルメハンター」は、「おたぽる」 (https://otapol.com/) に移動となります。「おたぽる」でもよろしくね!

(写真・文=よしよし)

最終更新:2019/11/28 18:57
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