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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 「珍文字の珍麺料理」
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第114回

読めないし書けない! フォントもない! 「珍文字の珍麺料理」って!?

細長い一反もめん?

文字か麺か、どっちが珍級?

 梅雨入り間近の日曜日、横浜の中華街を歩いてる時、中華料理屋のある看板がふと目に入った。

「……」

 書けない。てか、フォントがないのだ。しんにょうにうかんむり、肉月に糸? 長、言、馬……。こんな文字、もちろん日本にはないが、中国語の中でも最も画数の多い文字ということらしい。

 が、問題はそんなところじゃなくて、この料理。例の文字は「ビャン」と読むらしく、料理の名前は「ビャンビャン麺」。文字どおり、カックカクの麺なんだろうなと食べてみることにした。

 小ぎれいな店内で中国人の女将さんにビャンビャン麺を注文すると、

「ビャンビャン麺? 3ツアルヨ、ドレニスル?」

 カタコトのタメ口でそう言われ、よく見ると、ちゃんと別メニューに載っている。

「焼き牛肉ビャンビャン麺に、辛口ビャンビャン麺、高菜と和牛筋肉入りビャンビャン麺かぁ……」

 実は中華街に来る前に、BBQで肉をたらふく食べていたため、胃袋の肉用キャパは満タンだった。なので、筆者が注文したのは辛口のヤツ。どれくらい辛いのか、少し興味もあったのだ。

 客は全員日本人だが、その中に、自慢げに、覚えたばかりの中国語で中国人の女将に大声で質問し、日本語で返事されている痛客2人組が(笑)。

(っるせー客だなぁ)なんて思っていたら、カックカクのビャンビャン麺が着丼した。

 どう、カックカク? 57角らしい。

 まぜ麺タイプで、具材はひき肉にちんげん菜、もやしに小ネギ。そして下に見える薄べったい餅みたいなのがビャンビャン麺らしい。天地返しを数回繰り返し、いざ、実食と、箸で麺をつまんで持ち上げると……。

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