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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『俺スカ』女装ジャニーズの底力

『俺のスカート、どこ行った?』第8話に見たジャニーズの底力! 女装姿の永瀬廉による、男気あふれる伏線回収

日本テレビ『俺のスカート、どこ行った?』

 6月8日放送の『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)第8話。

 文化祭が近づき、どんな出し物をするか話し合う2年3組。若林優馬(長尾謙杜)の提案で、男子生徒が女装して接客するバーをやることが決定した。

 文化祭当日、里見萌(白石麻衣)が保健室を訪れると、体調が悪そうな原田のぶお(古田新太)の姿があった。そんな折、光岡慎之介(阿久津仁愛)は原田に「本当は女の子の格好がしたい」と打ち明ける。原田は「好きなようにやってみたらいい」と光岡の背中を押した。

 文化祭のメインイベント「青春の主張」は、ステージから先生や生徒が主張したいことを思い切り叫ぶイベント。ここに女装して現れた光岡は「これから女の子の格好で学校に来ようと思っている」と告白する。2年3組の生徒は光岡に拍手を送った。

 その後、順番が回ってきた原田は宣告された余命を過ぎていることを明かした。明智秀一(永瀬廉)は原田を追いかけ、賭けをしようと持ちかけた。「俺らが卒業する前にのぶおが死んだら、のぶおの負け。俺らが卒業したら、のぶおの勝ち」。原田はその賭けに乗った。

男子生徒の女装に、ジャニーズの底力を感じる

 今回は、ジャニーズの底力を見た。女装した男子生徒のクオリティが軒並み高かったのだ。全員が驚愕の域。あらかじめ8話のエピソードを念頭に置いたジャニーズが“女装選抜”を用意したと勘繰ったほどだ。女性になりきって愛想を振りまいた、ノリノリの永瀬。能年玲奈似のメイドに変身した、あざと可愛い長尾。そして、なんといって道枝駿佑の美しさである。彼は異常だ。女子よりかわいい。でも、超美人になったのに1人だけまったく男を捨てきれていない。それぞれがそれぞれのキャラクターを表しているのが面白い。

 文化祭で光岡は「女の子の格好がしたい」とカミングアウトした。そういえば光岡、最近はずっと女子生徒たちと一緒だった。女子慣れしていない若林を思い、原田が「女の子の気持ちを教えてやってちょうだい!」と言えば、光岡も女子生徒と共に「はーい!」と手を挙げていた。なるほど。

 光岡に告白しようとしたタイミングで、逆に光岡から「本当は女の子になりたい」と打ち明けられた今泉茜(竹内愛紗)。セクシャリティについては、光岡本人もまだわかっていない。でも、今泉は複雑だ。

「今泉にだから言ったんだけど……」(光岡)

 失恋のような気持ちになった今泉。でも、友だちとして応援しようと彼女は決めた。

 事実、光岡はかわいい。カツラを着けていないのに、とんでもなく女の子である。大勢の前で光岡はカミングアウトした。

「俺は……私は、こういう格好がしてみたかったって、今回の文化祭ではっきり気づいた。この格好で出てきたら、気持ち悪いとか言われるって思ってたけど……。のぶおに相談して、『どんな格好でも光岡は光岡』って言われて。やりたいままでいいんだって、そう思えた。だから私は、これから女の子の格好で学校に来ようと思ってる」

 一瞬、場に重い空気が漂った。静寂を打ち破ったのは明智が発した「いいぞ、光岡!」の声である。いじめっ子だった彼が、誰よりも先にクラスメートを守ろうとした。明智の心に、もう闇はない。

 初めて原田を見たとき、2年3組は受け入れなかった。それが、今は全員が光岡を応援している。原田が来ていなかったら光岡は告白できなかったろうし、クラスは彼を受け入れなかっただろう。原田が口にする「おつかレインボー!(レインボーはLGBTの象徴)」がクラス全員に浸透した。

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