まだまだ伸びしろアリ? ネオチャラ芸人・EXITが、ミキ&和牛を猛追!
#お笑い #EXIT #ズバッと芸能人
俳優業にも開眼?
さらに兼近の魅力は、その秘めたる潜在能力だ。『ロンハー』でりんたろー。は「頭もそんなに良くないはずなのに、ネタやトークなど日々成長していると思う」と評価していた。つまり“伸びしろ”がまだあると同時に、スポンジのような吸収力でスキルを身に着けているといえよう。さらに世間を驚かせたのが、演技のうまさだ。先の『突破ファイル』では名アイデアで難事件を解決する兼近巡査として出演。普段のキャラ通りのチャラい設定ではあるが、力まず自然体に演じていた。俳優としての目もありそうだ。
さて一方、相方りんたろー。だが、彼にはいまだ拭いきれない過去がある。ベイビーギャングというコンビを組んでいた当時、元相方が無免許運転による道路交通法違反で逮捕され(のち実刑判決を受け解雇処分)、解散を余儀なくされたのだ。そんな失意の時、同じようにコンビ別れし、1人で活動していた兼近から『M-1グランプリ2017』(テレビ朝日系)に出場しないかと声をかけられ、その時だけのコンビ「SCANDAL(スキャンダル)」を結成。のちEXITとして正式にデビューすることになる。
当時の心境を、りんたろー。は自身のブログにこうつづっている。
「あいつが、漫才、お笑いの楽しさ、やりがい、いとしさ、切なさ、心強さ 改めて痛感させてくれたんだ」
「諦め悪くて誠に申し訳ねぇです」
「恩返し出来るよう最後の悪あがきしてくんで宜しくお願い致します!」
その固い決意通り、ここにきて一気に露出が増加。大ブレークの入り口には立った。くしくも、芸人の闇営業が注目を集める中、“コンプライアンス順守”を掲げる彼らに白羽の矢が立つのは必至。小さくブレークポイントを重ねていけば、光ある出口が見えてくるかもしれない。
(文=都築雄一郎)
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