美人インフルエンサーが自作自演の「清掃ボランティア」で大炎上も、さらなるどんでん返しが……
#ネット #中国 #動画
6月5日は国連が環境保全に対する啓発活動を図る日として制定した「世界環境デー」で、世界各地で環境保護の取り組みが行われたが、中国のインフルエンサーが取った行動に非難が集まっている。
「紅星新聞」(同6日付)によると、美人インフルエンサーとして知られる「cccci鄭家宜」さんが4日、SNS上で、北京市内の公園で清掃ボランティアを行ったことを報告した。散乱するゴミの上でほうきを持ち立っている写真と、清掃が終わってゴミがいっぱいになった袋が4つ置かれた写真を「一緒に環境保護に努めよう」というコメントとともに、中国版Twitter「微博(ウェイボー)」にアップ。当初は、多くのフォロワーから賛辞が寄せられていたのだが、やがて驚きの真実が露呈することとなった。
きっかけは、彼女の投稿に対し、あるユーザーがつけたコメントだ。
「我々はこの公園の管理事務所の者だ。昨日の昼に撮ったものだろ? この2枚の写真をどうやって撮影したか、自分でもわかってるはずだ」
それに対し、彼女は「そうね~ボランティアだよ、ただ何も言わずにやるだけ! 頑張るよ」とコメント。即座にこのユーザーは「あきれて言葉も出ない」と反応した。それに対し、彼女は「キミも私が始めた環境保護活動に加わることを歓迎するよ~」と返した。
するとこのユーザーは、公園で撮影された動画のキャプチャー画像を投稿し、実は、cccci鄭家宜さんは友達と一緒に、ゴミの入った4つの麻袋を公園に持ち込み、中のゴミを辺りにぶちまけたというのだ。つまり、ゴミ拾い活動は自作自演だったのだ。
事実が明るみになると、彼女の投稿は大炎上。「頭の中にもゴミが詰まってるんじゃないの?」「プライドのない人間は無敵だ」といった辛辣なコメントが殺到している。
しかし、話はこれで終わらない。警察が捜査に乗り出すと、このユーザーが公園の管理者だというのはウソで、cccci鄭家宜さんとグルになって炎上騒ぎを起こしていたことが判明。2人は「環境保護を呼びかけるためだった」と釈明しているが、一連の騒動を見てゴミ拾いをしようと思う人がいるわけがない。2人のアカウントは、すでに削除されている。
よくできたドラマの脚本のような2度のどんでん返しに、ネット民の多くはすっかり騙されたわけだが、中国のネットインフルエンサーは競争が激しく、あの手この手でフォロワーを獲得しようとする者が少なくない。性的コンテンツへの規制が厳しくなっているだけに、こうした“炎上商法”は、今後ますますエスカレートしそうだ。
(文=大橋史彦)
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事