じゃまおくんの「WEB漫クエスト」
出版不況を象徴する衝撃タイトル『マンガに、編集って必要ですか?』を読んで気がついたら泣いていた件
2019/06/12 13:30
#マンガ #コミック #WEBマンガ #WEB漫クエスト
心機一転、出直しを図ろうとした矢先……
それもそのはず、坂本は女性誌出身のキラキラ女子編集者を装っていただけで、もともとは重度の引きこもり漫画オタク。高校時代から、面白い漫画を漫画家と一緒に作り上げるマンガ編集の仕事に就くことを熱望していたものの、入社した出版社では女性誌の編集部に配属、その後、やっと念願かなってマンガ編集部に転属となったのでした。まったくそんなそぶりを見せない、ただのタピオカ女子だと思っていましたが、この意外な不意打ちに、ついホロっときてしまったわけですよ。オイどんは。
この企画書ならイケる! ようやっと坂本の能力を認め、新作で出直しを図ろうとした佐木でしたが、その矢先に……坂本が失踪。ズコー、なんという展開でしょう。
そして、坂本が失踪して2年の時が流れ……その後もほかの編集担当と組むも鳴かず飛ばずだった佐木の前に、再び坂本が姿を現すのです。なぜ彼女は失踪したのか、失踪している間、何をやっていたのか、そして2人は再びパートナーになることができるのか……? 現在も新潮社「くらげバンチ」WEB上で絶賛連載中の作品です。
今のところ、結局マンガに編集がいるのかいらないのか……その結論は出ていないわけですが、今後どんなストーリーになっていくのか予想がつかなすぎて楽しみな作品です。なお、誤解のないように言っておきますが、本作にタピオカは出てきません。
(文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん <http://ablackleaf.com/>)
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最終更新:2023/02/08 11:14
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