テレ朝『ポツンと一軒家』ついに20%の大台突破も次週は休止……いよいよ迫る“ネタ切れの危機”
#テレビ朝日 #ポツンと一軒家
テレビ朝日系のバラエティ番組『ポツンと一軒家』(日曜午後7時58分~)の勢いが止まらない。
同番組の9日放送回の視聴率が驚異の20.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークし、ついに大台を突破した。5月19日放送回で番組最高の19.8%を挙げて以降、3週連続19%台を記録していただけに、この数字は棚ぼたなどではなく、“実力”だ。
9日はTBS系がゴールデン帯で、『キリンチャレンジカップ2019 日本×エルサルバドル』のサッカー中継を行い、13.8%をマークした。ふだん同局の同枠では6~7%程度しか取れていないため、通常週の倍の視聴率を稼いだわけだが、『ポツンと』はビクともしなかった。
逆に、サッカー中継に足を引っ張られたのは他局で、日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』は15.0%で前週比1.7ポイントダウン。NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリンムピック噺~』第22話は6.7%で史上ワースト記録を更新してしまい、前週比1.8ポイント落とした。そんな中、裏でどんな番組を放送していても、影響を受けない『ポツンと』の強さはホンモノだ。
この日の『ポツンと』は単に初めて大台を突破しただけではなく、ライバル番組『イッテQ!』に大差をつけて快勝した。これで、『ポツンと』は5月5日放送回以降、『イッテQ!』との直接対決で6連勝となり、同時間帯で王者だった、その牙城を完全に崩した格好だ。
ところが、せっかく大台に乗せたというのに、次週は休止となる。同番組が放送されないのは、4月28日に『大改造!!劇的ビフォーアフター』をオンエアして以来、7週ぶり。代わりに徳光和夫がナビゲーターを務める『路線バスで寄り道の旅~マツコと一緒に!ミッツ&佳菜子も・・・東京下町珍道中SP』が午後6時30分からの2時間半スペシャルで放送される。
同番組は日曜夕方にオンエアされている徳光のユルいバス旅番組で、視聴者がまったりしたい時間帯であることと、うまくマッチングしてか高視聴率をマークしている。昨年11月18日には、『じゅん散歩』とのコラボで日曜ゴールデン帯に進出し、11.6%を取った実績がある。今回はマツコ・デラックスがゲストとあって、さらに高い視聴率も望めそうだが、『ポツンと』に匹敵するような数字はとてもはじき出せないだろう。それがわかっていながら、なぜ超人気番組『ポツンと』を休止しなければならないのか。
「絶好調の『ポツンと』ですが、危惧されているのが一にも二にも“ネタ切れ”です。“ポツンと一軒家”を探すのは容易ではなく、衛星写真で見つかって捜索しても、空き家で人が住んでいない場合もあります。そういった場合は、ロケに行っても空振りです。番組を続けていけば、いつかネタは厳しくなります。そのため、これまでは1時間で2軒紹介していたものが、1軒だけという回も増えてきました。この枠では、2月11日にも『ポツンと』を休止して、『所有者不明!!解決!空き家バスターズ2』を放送しましたが、『ポツンと』を長続きさせるためにも、適宜スペシャル番組を流すことも必要と考えているのでしょうね。1週休めば、ファンの次回への期待感がさらに高まって、高視聴率が見込めるというメリットもある。また、ほかの番組を育てる必要性もあるのでしょう」(テレビ誌関係者)
気候が暖かくなり、北国の雪も溶けたことで、北海道や東北地方でも“ポツンと一軒家”を捜索できるようになったことで、当面ネタ切れの心配はなさそうだが、長続きさせるためには、人気番組といえども1クールに1~2回の休止はやむを得ないのだろう。
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