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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > テラハ、小悪魔男子はヤリチン?
36歳独身男の『テラハ』レビュー

『テラスハウス』童貞か? ヤリチンか? ”小悪魔男子”流佳にだまされるな!

自称ウブはやっぱりウソ? 流佳は真っ黒!

 4話目は、流佳が春花のことを原宿まで車で迎えに行くところからスタートします。またもや流佳です。いま最も目が離せない男。車内でそれとなく春花をデートに誘おうと「明日何するんですか?」と予定を聞き出すのですが、埋まっている様子。この時点で、僕の中では「黒」ですけどね。「女の子と話すと照れて赤くなる」と言い、莉咲子とめちゃくちゃいい感じなのに、春花をデートに誘おうとしてますから。真っ黒なヤリチンですよ。本当にウブなら、莉咲子とウブなデート重ねてゴールインするはずですから。明らかに流佳に恋をしている莉咲子に思わせぶりな態度を取るようであれば、全テラスハウス視聴者を敵に回します。そっちのほうが、見てる側は面白いですけどね。

 そして、春花です。僕は、彼女の立ち振る舞いは、すべて演出だと思っています。絶対に流佳なんか眼中にないのに、女子部屋で香織に「流佳クンと気が合うかも。でも、莉咲子ちゃんに、こんなこと言えなくない?」と発言しますが、オンエアされるすべをよく知っているからこその発言です。春花には経験値があり、自分の美しさをよくわかっていて、頭が良い。なおかつ選ばれ続けてきた女なので、自身がモブキャラになることを避けるべく、意図的にオンエアされるような発言をしていると思うんです。テラスハウスを盛り上げてくれているのです。それぐらいしたたかに立ち回りできると思う僕の方が狂っているんでしょうか?

 そして翔平です。また言いやがりました。先週、「俺はやりたいことがたくさんあるから、ひとつのことに縛られたくないの。専業しか認めないような奴らはどんどん年老いて死んでいくから、それでよくない?」の発言で薄っぺらさを露呈しましたが、今週もバイト中に現場監督に向かって

「俳優も、モデルも、ものづくりも、いろいろやってます。何かひとつに縛られたくないんですよ。器用貧乏とか言われちゃってますけど、それでいいんです。全部やりたいんですよ」

とか言ってます。その翔平に、現場監督は

「お前、貧乏なだけで器用じゃねぇからな」

 気持ちよかった。もっと言ってほしかった。「何者にもなれない焦ったやつが逃げてるだけだろ。いいか? よく聞け。山田孝之はな、俳優を極めてたんだよ。極めたからこそバンドやってもプロデューサーやってもブランド立ち上げても認められるんだよ。極めた者の言葉には説得力があるんだよ。魂があるんだよ。お前の発言には、これっぽっちも信念がないんだよ。誰もお前の言うこと真に受けてねぇよ」くらい言ってほしかった。

 なんかちょいちょい翔平が流佳に「デートどうだった?」「もっとこうしなよ」とかアドバイスするんですけど、流佳も右から左に受け流していますからね。一応年上の意見だから聞いてるフリはしてますけど、それくらいスカスカの発言が続いてます。あの天ぷら事変(記事参照)がなければ「年下のことめっちゃ気遣うじゃん、翔平」って思うんですけど、もう全然応援できない。(上から目線でモノ言いやがって)くらいしか思えないのです。テラスハウスって昔から「口は災いのもと」ということを教えてくれる教育番組の要素があります。

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