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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > YouTuber内で“やらせ美談”が流行?

カップルYouTuberえむれなが大炎上! YouTubeが危険行為禁止で“やらせ美談”が流行?

えむれな公式YouTubeより

 2018年9月に学研が行った調査では、小学生のなりたい職業で第3位となり、話題を呼んだユーチューバー。YouTubeに動画を投稿し、その広告料を主な収入としている彼らだが、そんなユーチューバーのとある言動が批判を浴びているという。

 話題となったのは、カップルユーチューバーとして人気を博すえむれなの動画である。2人は、5月上旬にYouTubeへと投稿した「嬉しいご報告があります!!!【ふくれな】【M君】」という動画で、子犬を飼い始めたことを告白。この子犬を飼うことになった経緯として、えむれなのM君が、「僕の親戚の家で、ボストンテリアの子犬が産まれましたと。でも、そこで飼えないらしくて。で、俺の親に、『ちょっと子犬一匹、飼い手探してるんだけど、飼えないかな』って言われたらしくで。で、そこから俺のところに来たんですよ」とその経緯を説明した。M君は、以前同じくボストンテリアを飼っていたことから、すり替えたように思われることを懸念し、最初は断ったというが、飼い手が見つからなかったことから引き取ったという。ふくれなも、「まあでもね、その子にとってはすごい嬉しい事だと思うので。保健所とか、もしかしたら行ってたかもしれないしね。だから、ここで迎え入れることになって、すごいよかったと思います」とコメントし、子犬を迎え入れたことについて、よかったという感想を口にしていた。

 しかし、この件について、SNSのTwitterで原宿のペットショップにいたボストンテリアの子犬と同一個体ではないかという指摘が、比較する写真付きでユーザーによって投稿されると事態は一変。ペットショップで買った子犬を、保健所に連れて行かれたかもしれない命を助けたという美談を作り上げて動画で発表した2人に、批判が相次ぐこととなった。

 これを受け、29日にえむれなはYouTubeに動画を投稿。子犬がペットショップで買ったものであることを認めたうえで、以前飼っていたボストンテリアは現在ふくれなの父と暮らしているが、そのことについて批判があったため、今回もそれを蒸し返されるのではないかと思ったこよ、ユーチューバーがペットを買うと、保健所や保護団体から引き取れという批判を浴びる可能性があることから、うそをついたと釈明。しかし、その動画にも、批判的な意見が多くコメントに寄せられている状況だ。

 これについて、ネット上では「一番嫌な感じのウソだな」「どんだけ良い人面したいんだろ」「美談というよりは自衛だったんだろうけどダメだよねー」という、ふくれなを批判する声が多く上がっている。

「おそらく、釈明動画で語っている『ペットを買うと批判される』というのは、大物ユーチューバーのヒカキンが昨年の7月、猫を買ったことを発表した動画に対して、保護猫を引き取るべきではないかという意見が出て物議を醸したことを指しているのでしょう。さすがにあれは暴論なのではと個人的には思いましたが、ヒカキンほどの大物ならともかく、人気商売であるユーチューバーが批判を避けたいという気持ちは分からなくもないですね。とはいえ、結果として嘘がバレてしまったことが、より大きなマイナスになったわけですが…」(Webライター)

 また、こうした美談が今後ユーチューバーの一部で流行するのではとの指摘もある。

「今回みたいな美談が、今後ユーチューバーの人気取りの手段として鉄板になっていく可能性はありますよね。以前は過激な行為をすることで人気を集めることが流行しましたが、YouTube側が今年の一月に危険な行為を伴う動画投稿を禁止し、そうしたネタを扱うことができなくなってしまいましたから。こうした感動系というか、美談なら当然規制はされませんから、今回のような“やらせ美談”みたい動画は増えていくんじゃないでしょうか」(同)

 日本テレビ系で毎年放送される『24時間テレビ』などが、感動の押し付けと批判されることも多いが、こうした作られた感動がYouTubeを席巻してしまう日も近いということかもしれない。

最終更新:2019/06/10 12:00
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