『ストロベリーナイト・サーガ』原作前作見てないと理解不可能! 中途半端すぎて視聴者「わからない」と嘆き……
#亀梨和也 #二階堂ふみ #どらまっ子 #どらまっ子KOROちゃん #ストロベリーナイト・サーガ
中途半端すぎて、何もかもわからない……
さて、今回は「インビジブルレイン」の後編でしたが……。「じゃあまず、よかったところから」と言いたいんですが、一切なくて……(苦笑)。強いて言うなら、寺西くんが美形だったなってことぐらいですかね~(白目)。
あとは、本当に見ているのがつらくなるほどツッコミどころが満載。何がダメかというと、原作に寄せたり、映画版に寄せたりと、どっちつかずにしたため、内容が薄っぺらく中途半端になっていた点につきます。
前回は映画版に寄せている感が劇中から漂っていて菊田の姫川への恋心が突如描かれていたんですよ。でも今回は、なんと最後の2秒ぐらいに亀梨のアップだけで完結。で、牧田の舎弟が実はすべての事件の犯人だったんですが、それに至る部分は一切描かずに、突然「俺は兄貴に跡目を~」といいながら牧田を刺しちゃう(映画版は金子賢が大沢たかおを好きすぎて~って感じな雰囲気を出していてとってもよかったのに……)。さらに、最後は姫川が刺された牧田を抱きしめてウワアアア~と泣いてるシーンでブツリと切れ終了。映画版にはあった上層部の会見シーンはなし……。
ブツリと切れるのは、9話で後日談をやるための演出だったようなんですが、全体を通してみて、思ったのは「一体何を伝えたいのかわからない」ということです。
ネットでも「結局、菊田は姫川にどういう気持ちを持ったのかわからない」「これじゃ、ただのウブな女がヤクザに恋するドラマじゃないか」「姫川の心の闇が洗い流されていない」と、まあボロクソ評ばかり。
多分ですが、原作に寄せようか、映画版に寄せようか迷いながら、もしくは原作と映画版のいいとこどりしようとして失敗しちゃった感がするんですよね~。これまでのすべての回見ていても、「あ~どっち付かず感がすごい(笑)」って思ってたんですが、今回で確信が持てたなと。そういうのは、最初から決めて脚本も演出もやって欲しい。じゃないと、見ている視聴者としては後味が悪く不快な気分になっちゃいますよ~。
原作前作見た人じゃないと無理!
そうそう、ここまで観ていて思ったのがもう1つ。今回のリメイク版は原作か竹内結子版を見ている前提で作られているような気がするんです。
だって大事な部分がカットされてるんですよ。今回なら舎弟が殺すまでの状況とか、菊田の恋心に至っては、7話で突然入ってくるし(笑)。
“一見さんお断り”なら、初回放送前から予告でそういって欲しい(笑)。まっさらな状態だったら、今作見ても一体何がいいたいのかわからないはず。もし、一見さんお断りにしたいなら、いっそ、未映像化作品だけにして、1ストーリーを数話に分けて放送したほうがよかった気がするんですが……。まあ、もう何を言っても手遅れですね……。
以上、8話のレビューでした。
もう、正直ここまで駄作になってしまうと、「あと2話(3話かもしれませんが)も正直見たくない」という気持ちでいっぱいです。でも、我慢して最後まで見ることにします。
(どらまっ子KOROちゃん)
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