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『白い巨塔』順調の岡田准一、ジャニーズの主力俳優に?

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岡田准一

 5月22日から26日にかけて5夜連続で放送されたスペシャルドラマ『白い巨塔』(テレビ朝日系)が好評だ。視聴率は第1話の12.5%を皮切りに、11.8%、12.2%、13.5%と続き、最終話は15.2%を記録。5話平均では13.3%となった(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。

 主人公の財前五郎を演じたのはV6の岡田准一である。これまで田宮二郎、唐沢寿明といった名優が演じてきた大役を見事にこなした。そこで注目されるのが岡田の俳優としての存在感であろう。

「ネットでは岡田の背の低さなどを揶揄する声も見られましたが、むしろ小柄でありながらも権力欲に貪欲な人物として、うまいギャップが出ていたといえます。岡田の身長は169センチ。男性としては決して高い方ではありませんが、もともと背の低さはフェミニンな魅力をあわせもつジャニーズアイドルにとってはプラスの要素です。ただ、岡田は格闘技で鍛え上げたマッチョ体型のため単にカワイイ系だけの存在はない、シブい演技もこなせるバイプレイヤーになりつつあるといえるでしょう」(芸能関係者)

 岡田の台頭により、相対的に事務所内で立場を無くしそうなのが“キムタク”こと木村拓哉だろう。

「SMAP解散後はソロで積極的にバラエティ番組に出演していますが、どれも大きな話題になっていません。10月スタートのTBSドラマ『日曜劇場』では天才シェフを演じることが先ごろ発表されましたが、こちらもオーソドックスなトレンディドラマといった内容であり、視聴者層が従来のファン以外に広がるかは未知数です。むしろ岡田の方がのびしろや将来性はあるといえるでしょう」(同)

 岡田が所属するV6では森田剛も、猟奇的な殺人鬼を演じるなど性格俳優として高い評価を得ている。岡田も従来のジャニーズ系俳優にとどまらない可能性を秘めた存在といえるかもしれない。
(文=平田宏利)

最終更新:2019/06/01 16:00
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