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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『わた定』「中丸は事故物件」の声加速!

吉高由里子『わたし、定時で帰ります。』中丸雄一の“無表情”演技が秀逸!? 「巧は事故物件」の声加速!

「家族のため」は人それぞれ

 今回、仕事人間だった父と対立した結衣。仕事ばかりで家にいなかった父に「私はお父さんみたいにはならない」と怒り爆発させるのですが、ちょっと言い過ぎではないかなと思ったんです。確かに、仕事ばかりで家に帰ってこなかった父に怒りが沸くものわかりますが、仕事ばかりしていたのは、家族の生活を思ってしていたはず。働いて、会社に認められて、給料上げてもらって家族に良い暮らしをさせたいという気持ちでしていたんでしょう。そんな父を娘が責めるってのは……、ちょっと許し難くて。「あなた、お父さんの給料で大きくなったでしょう」っていいたいし、むしろ今は働いて社会経験があるんだから、お父さんをすごしは理解して欲しいと思ったんですよね~。まあ、そのあと、結衣は自己嫌悪になって反省してたので、その気持ちは少し中和されましたが……。

 でもでも、父も父で、結構、酷いんですよね~。「掃除洗濯は機械が勝手にやる」とか「料理ができない女はダメ」みたいなことを言って主婦をバカにしていたんですよ。主婦って結構大変で月給に換算すると、月数十万円分働いてるって話もありますからね。この父の発言は酷いなと。だからケンカするのも仕方ないですよね~。

 で、ふと思ったのが、結構このケンカの中で言ったセリフってリアリティーがあるって事です。同じような体験をした人も多いんじゃないでしょうか? 私の父も料理もできなくポットにお湯さえ入れたことがないような仕事ばかりしていた人で。ある日、素人の女性に料理をさせる番組を見てた父が「料理ぐらい上手く作れよ」とか「それぐらいのことできないのか」と突っ込みを入れていたときに、「よく、そんなこと言えるね」と言い争いになったことを、ふと思い出したんです。「あー、同じだ」って。

 こういう家族の部分までちゃんと掘り下げるお仕事ドラマって今まであまりなかったな~、っと感心しました! 毎回「リアルでいいドラマだ~」って思ってみているので、最終回までまだまだ楽しめそうです!

「60代男性」像が間違っているような……

 今回は親子の和解というすごい良い話だったんですが、ある点に疑問が。それは、60代男性像が間違っているなという点です。

 70代の団塊の世代は仕事人間の男性が多く、「お湯も沸かせない」「電子レンジも使えない」っているんです。ですが、60代になると、若い頃、深夜のラジオ放送聴きながらカップラーメンを夜食に受験勉強した世代ですし、一人暮らしの経験もあり、簡単な自炊ぐらいできる男性が多いはずなんですよね。

 なので、結衣の父(60代)だと、今回のようにはならないのでは? って思っちゃって……。ちょっとここが引っかかって、楽しめない部分も少しあったんです。お仕事関連での調査はすごいですが、こういう部分ももう少し調査して欲しかったなと。ちょっと残念でした。

「巧はやめとけ」との声続々、“事故物件”扱い!

 そうそう、今回一番ネットの反応がよかったのが、結衣と種田と巧の恋模様。お仕事ドラマといいながらも、注目はやっぱりこっちですよね(笑)。

 で、ネットに上がった反応で多かったのが、「巧はヤバイ奴だ」ということ(笑)。というのも前回同棲し始めたんですが、巧が家賃20万円にこだわり、高いという結衣に「2人とも働いてるし大丈夫」と言ったんですが、これがまだ尾を引いているようで(笑)。今週も「2人ともって子ども出来ても働けって事?」「2人とも働く前提で言われると腹立つ」との声が続々と(笑)。加えて今週は嫉妬深い一面を覗かせ「怖い!」という声も上がり、さらには、「あの無表情の裏には何かヤバイものが見える」(無表情なのは中丸くんの演技力のなさもあるのかなと思いましたが……)「こういう男は典型的なDV男」という声まで。

 ネットでは可哀想なことに“事故物件”扱いされてしまっているんですよね(笑)。

 確かに、これまでの行動や発言を思い出すと、ヤバイ奴だといわれるのもしょうがないような(笑)。それに、ネット広告代理店の営業で毎日定時で帰れる人って出世コースからも外されている人のようにも思えるんですよね~。(もしかしたら仕事が出来る人なのかもしれませんが)

 う~ん。ちょっとずつ化けの皮が剥げてきているのか……。今後の巧の展開にも注目したいですね!

 以上、7話のレビューでした。

 次回は三角関係に何かありそうな予感! ますます目が離せませんね!

(どらまっ子KOROちゃん)

最終更新:2019/05/29 19:30
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