「歴史で大切なのは解釈」「売れることが一番大事」日本を席巻する『日本国紀』“百田尚樹現象”の裏に何が!?
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
川栄李奈、夫の二股で……
日本ABC協会の2018年7月~12月の雑誌販売部数が発表された。
主な週刊誌を紹介しよう。週刊現代が4500部ほど部数を伸ばして約21万部だが、週刊文春は2万1000部強落して約31万部、週刊新潮は3万7000部ほど落として約21万部。
現代と競っている週刊ポストは、1万5000部ほど落して、約19万部と20万部の大台を割ってしまった。
週刊朝日は約7万2000部、サンデー毎日が約3万5000部、フライデーも2600部ほど落して約9万部、FLASHは4000部ほど落して約6万2000部である。
月刊誌の文藝春秋も2万6000部ほど落して約21万部。週刊誌全体では前年同期比で97.77%、約323万部である。
ここへきて文春、新潮の部数減が目立つ。スクープでは売れないが、スクープが無ければもっと売れない。
現代が5月の連休明けから月3回刊へとアナウンスなしに移行したが、これが週刊誌時代の終わりの始まりになるのか、注視したい。
現代が先週に続いてライザップを取り上げているが、今回は、ライザップと前澤友作のZOZOがよく似ていると報じている。
ライザップは銀行からも見放されつつあるというのだが、
「株価が急落し、投資家を慌てさせているのは、ライザップだけではない。ZOZOもいま深刻な株価低迷に悩まされている。
インターネット通販によるアパレル事業で急拡大したZOZOの株価は一時、時価総額1兆円を超えるほど上昇した。創業者の前澤友作社長(43歳)は、剛力彩芽をはじめ女優とたびたび浮き名を流し、100億円を超える現代アートのコレクターとしても有名だ。
ここにきてZOZOの低迷が顕著になってきている」(現代)
ZOZOの関係者がいう。
「アートの購入費や月旅行の前払い金など、前澤さんには現金が必要だった。そこで株を担保に融資を受けたのですが、さらに株価が下がれば後がない。慌てて資金を作るために自慢のアンディ・ウォーホルの絵画も売却したと言われています」
このまま株価が下がり続ければ強制的に株が売却されることもあるという。
「その下限は一説に時価総額4800億円、1株1540円。非常に危険な状態です。経営に打ち込み株価を上げるしか、方法はありません」(同)
だがカルビー元社長の中田康雄はこう見ている。
「アマゾンがファッション通販で攻勢をかけ、ZOZOのモデルは目新しさを失いつつある。新しい事業モデルの展開なくして今後の成長は期待できない。株価を上げるのは甘くないでしょう」
ZOZOやライザップの命は短くて、苦しきことのみ多かりきか。
「第一生命サラリーマン川柳」が決まった。
「ノー残業 趣味なし金なし 居場所なし」「いい数字 出るまで測る 血圧計」「手紙書き 漢字忘れて スマホ打ち」。このところ腹を抱えて笑えるものがない。これも時代の閉塞感からか。
さて、俳優の佐藤浩市(58)が、公開されている映画『空母いぶき』についてのインタビューの中で、「最初は絶対やりたくないと思いました(笑)。いわゆる体制側の立場を演じることに対する抵抗感が、まだ僕らの世代の役者には残っているんですね」と語り、首相を演じるに当たって、「彼はストレスに弱くて、すぐにお腹を下してしまうっていう設定にしてもらったんです」といったが、それに対して、百田尚樹や堀江貴文ら右派連中が、安倍首相をおちょくっている、けしからんと批判したことがチョッピリ話題である。
こんなことでいち俳優をあげつらう連中の気が知れないが、ここだけを抜き出して紹介すると、佐藤の発言は安倍だけではなく、病を抱えている人に対して無神経だといわれても致し方ないだろう。
時の政権を批判するには、腰だめして、何を俎上に上げるか考えることだ。安倍にはモリカケ問題、公文書の改ざん、放言癖、カミさんの“酒乱”問題など皮肉る話は掃いて捨てるほどあるではないか。
以前から不思議に思っているのは、アメリカには大統領を主役にしたドラマや映画がいくらでもあるのに、なぜ日本ではそれができないのだろう。
ケヴィン・スペイシーが制作に参加したNetflixの『ハウス・オブ・カード 野望の階段』は、スペイシーの演じる大統領が、殺しから不倫、相手候補を追い落とす汚いやり方が生々しく描かれ、関係が冷え切った妻には男をあてがい、その妻が反旗を翻し夫を殺して大統領に取って代わるという奇想天外、何でもありのドラマだ。
スペイシーがセクハラで告発され、降板したことで平凡なドラマになってしまったのが残念だ。日本の首相官邸を舞台に、首相と官房長官の確執、出世に目がくらんだ役人たち、政権の甘い汁を吸いたくて群がるテレビ局の幹部、自称作家、出版社社長などが織りなすドラマをやらないか。そんな勇気のあるテレビ局スタッフや幹部などいないのだろうな。
幻冬舎の見城徹社長の評判が悪い。自社で本を出している作家が、百田の『日本国紀』を批判したからと、出す寸前になっていた当該の作家の本を出さないといい出し、おまけに、自分のツイッターで、その作家がいかに売れないか、部数まで公表してしまったのである。
こんな人間が同じ出版界にいると思うと情けなくて涙が出る。これまで何冊も編集についてのハウツー本を出し、芸能界のドンの尻について大物を気取ってみたり、安倍首相ともお友だちだと、ネット番組にお越しいただいてゴマをすり続けてきたことで、自分を見失ってしまったのだろう。
「有名になりたいという病」に取りつかれてしまった哀れな人間だと思う。
文春が、桂文枝と18の時に知り合い、以来20年の青春を文枝に捧げた演歌歌手・紫艶ことが、3月31日、自宅マンションで突然亡くなってしまったと報じている。享年41。
16年3月にフライデーで、文枝との不倫関係を告白。だが文枝は全面否定した。同じ吉本興業に所属していたため、吉本は文枝の擁護に回り、結局、文枝が上方落語協会会長を退任、紫艶が芸能界を引退することで幕引きとなった。
紫艶に対する批判がすごく、孤立無援の彼女は次第に体調を崩していった。紫艶の母親が娘に文枝とのことを、「辛かったでしょう」と聞いたことがあるという。彼女は「苦しいこともあったけど、楽しいこともあったんだよ。でも一言、本当のことを言ってほしかった。お母さん、悔しい」といったそうだ。文枝はこの言葉を何と聞くのだろう。
川栄李奈(24)という元AKB48出身で女優と、俳優の廣瀬智紀(32)ができちゃった婚を発表した。
川栄は、ドラマにCMにと引っ張りだこで、CM本数は綾瀬はるかを凌いで14社もあるそうだ。だが、おめでとうと素直にいえないのが週刊誌の悪いところ。文春は、廣瀬と結婚を約束し、3年間も同棲していた20代A子の恨み言を載せている。
廣瀬は、埼玉にいる両親にも彼女を紹介していたそうだから、彼女が結婚できると考えたとしてもおかしくはない。
廣瀬と川栄の交際が始まったのは、昨年10月の舞台『カレフォン』だというが、A子は廣瀬の本読みに付き合い、川栄の台本を読んだこともあったという。
その公演期間中に、廣瀬から「仕事のために人間として成長したいから、俺は一人で生きていきたい」といわれた。仕方なく彼女が出ていくと、今度は態度を豹変させ、「結婚に向けて頑張ろう」といい出した。
こんないい加減な男と結婚して大丈夫なのだろうか、川栄は。
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