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ジャニーズの悪質ファン増加「オリキルール」は崩壊、事務所の直接的制裁が必要か

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ジャニーズ事務所

 ジャニーズ事務所のHey! Say! JUMPが、一部のファンによる悪質なマナー違反が改善されないことを理由に、今年のアリーナツアーの開催見送りを発表した。ここ数年、ジャニーズのファンたちのマナー悪化が、大きな問題となっている。

「いちばん厄介なのが、移動中のメンバーに対する付きまとい行為です。新幹線の駅でメンバーを待ち伏せしたり、メンバーが乗っている新幹線を見つけて、取り囲んでスマホで撮影したりなど、やりたい放題。周囲の乗客だけでなく、メンバーに注意されてもお構いなしの状態です」(週刊誌記者)

 こういったマナー違反は、JUMPファンだけに限ったことではないという。

「特に目立っているのがJUMPのファンだというだけで、ジャニーズ全体で悪質なファンは大問題となっています。以前であれば、ファンによる行動を抑制する“オリキルール”があったんですが、最近はそれも効力を発揮していないのでしょう」(同)

“オリキ”とは、熱心なジャニーズファンの総称。オリキ集団を取りまとめる「トップ」と呼ばれるファンの中の権力者がいて、そのトップを中心にオリキたちの行動が管理されていたという。

「駅周辺での待ち伏せ禁止、タクシーでのメンバーの追っかけ禁止、同じ車両への乗車禁止などのオリキルールがあったといわれていますが、現状は完全に無視されているということでしょう。かつては、オリキ集団に通じていないと、メンバーのプライベートに関する情報などはほとんど入ってこなかったので、追っかけをしたいのであれば、オリキルールに従うほかなかった。

 でも、SNSが普及したことで、メンバーの情報が比較的拡散されやすくなり、簡単に追っかけができるようになってしまった。その結果、オリキルールを守ろうとしない悪質なファンが増えたという側面もあると思います」(同)

 今回、ジャニーズ事務所はJUMPのツアー中止という形でファンへの行動改善を求めているわけだが、その裏に、別のメッセージを感じているファンも少なくないようだ。ある女性ファンはこう話す。

「もともとジャニーズ事務所は、ファンに対して何らかのルールを課すようなことない。基本的に全部オリキ集団に託して、悪質なファンへの制裁もファン同士に任せていた状態だったんです。今回のツアー中止の決定も、悪質なファンへの注意とともに、“ファンによる制裁”を促しているような印象を受けました。だって、ツアーの中止なんて、真面目に応援しているファンが一番損をする対処法じゃないですか。ちゃんとしているファンは、“あいつらのせいだ!”と、みんな怒っていますよ。実際、ネットでは悪質ファンの特定やバッシングも起きているし、この展開はある意味、事務所側の思惑通りなのかなという気もします」

 事務所としては、オリキ集団の復権を願っているということなのかもしれないが、実際問題それも難しそうだ。前出の週刊誌記者は語る。

「Jr.のような比較的小さい規模であれば、オリキ集団の影響力もあるでしょうが、アリーナツアーをするような規模のグループになると、ファンの数が多すぎて、オリキ集団ではどうにもならない部分が大きい。

 本来であれば、事務所サイドが悪質なファンを特定し、出入り禁止にするなどの直接的な措置を取るべきなんです。もしも、事務所がそういったことをせずに、ただただファンに任せているだけなら、ファンのマナーは悪化の一途をたどるでしょう。このままいけば、ジャニーズ全体のイメージもどんどん悪くなるし、人気にも影響してくると思います」

 効果的な悪質ファン対策を講じない限り、ジャニーズの未来は決して明るいものではなさそうだ。

最終更新:2021/11/29 19:25
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