続く荻野由佳へのバッシング NGT48センターの悲惨な現状
NGT48の暴行事件は、被害者の山口真帆らが卒業することでついに沈静化したかのように見える。しかし事件発生から約半年たった今も、一部のNGTメンバーのSNSには多くのバッシングコメントが新しくつけられている。とりわけ目立つのが、知名度も高い荻野由佳へのバッシングだ。
荻野由佳が事件に関わっているなどという証拠はなく、AKSも第三者委員会もメンバーの事件への関与を明確に否定。しかし、被害者である山口真帆が荻野のSNSのフォローを解除したり、荻野が山口を煽っているとも取れる投稿をしているとの解釈が広まったことなどから、この半年、ネット上では彼女への批判が絶えない。
荻野がテレビ出演するだけでネットは否定的な意見で溢れ、彼女のツイッターのリプライやインスタグラムのコメントの大半が、荻野が犯人と疑う声や容姿の誹謗中傷で埋め尽くされている。特に第三者委員会からの報告書が発表された3月21日のツイッター投稿「スイカパンを食べる映像」には、2000を越えるリプライがついた。
荻野は暴行事件発覚後も定期的にSNSを更新していたが、ツイッターは4月7日、インスタグラムは4月21日を最後に更新していない。山口真帆がグループ卒業を発表したのは4月21日であり、山口の卒業に対して異議を唱える人々が荻野のSNSに殺到することを懸念し、更新を停止している可能性もあるだろう。
だが、更新停止中にもかかわらず、5月に入ってからも彼女のSNSには新たなバッシングコメントが書き込まれている状態だ。
非難殺到でモデルを務めたプロモーションコンテンツが削除
荻野由佳へのバッシングは、彼女の仕事に影響を及ぼしている。ティーンに人気の女性ファッションブランド「Heather」は、先月17日から公式Twitter上で今季の浴衣のプロモーションを開始し、荻野をモデルとした商品の画像を公開していた。さらに20日には、公式サイトの特設ページにも荻野が登場し、ウェブマガジンもスタートした。
しかし、暴行事件への波紋が広がるなかで荻野を起用することに対し批判が殺到。
「なぜこのタイミングで荻野由佳を起用するのか」
「ブランドの印象が悪くなる」
「Heatherはもう買いません」
こういった意見表明がネット上に相次いだのだ。今回の事件に特別関心を持っているネットユーザーやアイドルファンだけでなく、「Heather」の顧客である層からも批判され、23日、ブランドを展開する株式会社アダストリアは謝罪文と共にプロモーションコンテンツの削を発表した。
繰り返しになるが、事件への関与が明らかでないにもかかわらず、特定のメンバーへの誹謗中傷が蔓延る事態は非常に危険だ。ネットの憶測はあくまでも憶測でしかない。AKS関係者は荻野と犯行グループの繋がりは“誤解”だと証言している。
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AKS側もあらためて荻野の無関係を正式に主張すればよいはずだが、なぜ荻野が針のむしろ状態であるのを黙って見ているだけなのだろうか。
山口真帆、そして彼女を支えてきたとされる菅原りこ、長谷川玲奈の卒業公演は5月18日に開催。NGT48は今まで二つに分かれていたチームを解散させ、「1期生」として“再スタート”することも発表している。だが、たとえ再スタートを切っても、グループのセンターである荻野由佳の悲惨な現状を見る限り、グループが正常な活動をできるとは到底思えない。
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