トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『俺スカ』孤立化する永瀬廉

『俺のスカート、どこ行った?』永瀬廉が誰もいない家でひとり涙……彼の抱える闇とは?

古田新太は誰に土下座したのか?

 東条が明智グループからハブられている。職業体験のグループ分けで、彼はひとりぼっちに。そして、希望職種を記入する用紙は白紙のまま提出した。自分が引率する探偵体験の班に東条を入れ、若林と組ませたのは、原田による教育的配慮だろう。

 3話エンディングで、かつての仲間から机の上の筆箱を落とされた東条。その場面を見て、若林は何もしなかった。東条にいじめられてきた若林にはわだかまりがある。それなのに、フラットな態度で笑顔で話しかけてくる東条。若林はガマンならなかった。

「なんで、普通に喋り掛けられるわけ? 僕、許したつもりないんだけど。『ごめん』の一言も言えないわけ? まあ、言われても何だけど」(若林)

 東条は、頭を下げる原田の姿を見て感化された。そして、若林に謝罪し、土下座しようとした。若林は「工場長みたいな大人になりたくない」と、東条を許した。

 4話にして、明智以外の全員が原田を受け入れた。「誰が最初に原田を辞めさせられるか」というゲームも、もはや有名無実化している。原田の生徒への思いやりが、明智が孤立化するフラグになっているのは皮肉だ。

 前回のエンディング、誰もいない自宅で明智はひとり涙していた。彼の抱える闇はなんなのだろう? 明智もいつか、原田に救われてほしい。

(文=寺西ジャジューカ)

最終更新:2019/05/24 19:04
12
ページ上部へ戻る

配給映画