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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『俺スカ』孤立化する永瀬廉

『俺のスカート、どこ行った?』永瀬廉が誰もいない家でひとり涙……彼の抱える闇とは?

日本テレビ『俺のスカート、どこ行った?』

 5月11日に『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)の第4話が放送された。今回のテーマ……というか、ドラマからのメッセージは“謝罪”だろうか。

 豪林館学園高校にて、さまざまな職場で仕事をする授業「職業体験」が行われた。原田のぶお(古田新太)と里見萌(白石麻衣)は探偵事務所の職業体験を引率することになり、東条正義(道枝駿佑)や若林優馬(長尾謙杜)を含めた生徒たちを連れ、魚住探偵事務所へ向かった。

 事務所で原田たちが任されたのは人探しだった。依頼者は、探偵事務所長・魚住(前野朋哉)の祖母の豆子。食堂で自分が食べきれない分を食べてくれた上に、代金まで払ってくれた人を探して欲しいそうだ。原田たちは豆子の話を参考に似顔絵を描き、それをもとに目的の人を探し始める。

 一方、明智秀一(永瀬廉)は工場で職業体験をしたものの、工場長(岡部たかし)に邪魔者扱いされ衝突していた。他の生徒を連れ工場から引き揚げたことがバレた明智は、寺尾綴校長(いとうせいこう)に呼び出された。そこで工場に戻るよう言われた明智は、「原田が工場長へ頭を下げてくれたら戻る」と言いだす。

 一方、人探しをしていた原田たち。原田の娘の糸(片山友希)が描いた似顔絵は豆子が探している人物にそっくりで、しかもその人物は原田のクラスの生徒・駒井和真(堀家一希)だということに気が付いた。

 翌日、工場行きをボイコットした明智や駒井らに怒り、学校に工場長がやって来た。工場長は「お前らの面倒を見ないといけない俺らは手間が増える」「お前らに仕事させてミスが起きたら俺が責任取らなきゃいけない。だから、リスクを取らないために見てろと言った」と高圧的な態度を取る。原田は「あんたも若いとき、間違ったら上司に頭下げてもらったんじゃないの?」と意見するが、工場長は「じゃあ、お前が謝れ。こいつらの担任だろ?」と原田を挑発。原田は土下座をし、たじろいだ工場長は帰っていった。

 原田は駒井を豆子と会わせ、豆子は食堂で代金を支払ってくれた駒井にお礼をした。

永瀬廉(明智)が大人に挑発的な理由

 職業体験の受け入れ体制を整えていなかった工場側。許可なしに帰ってしまった明智たち。どちらが悪いかは、ここでは問わない。というか、両者まずい。工場側は学生用の仕事を用意するなど、準備しておくのが普通。生徒たちもボイコットによって周囲に迷惑をかけている。どちらにも非があるのだ。

 明智は工場に戻る条件として「原田が工場に謝ること」を提示した。彼は親と同居しておらず、大人に不信感を抱いている。やたらと教師に取る挑発的な態度は、信用できる大人なのか試しているフシがあるのだ。

 ほかの教師は理不尽な工場長にペコペコと頭を下げ、事なかれ主義を露呈した。そんな中、原田だけは自分たちの味方として工場長と対決し、土下座までした。その姿を前に、明智は葛藤する。原田の土下座も本心ではない。彼は誰に謝っていたのか? 工場長のような情けない大人がいる事実を、大人を代表して原田が明智たちに謝罪していたように見えた。

 原田の謝罪を求めた明智だったが、本当に謝罪するなんて計算外だったはず。ほかの生徒は、明らかに原田に惹かれ始めている。大人への不信が根深い明智とは温度差がある。

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