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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『家つい』被害者遺族の悲痛な叫び

『家、ついて行ってイイですか?』高齢ドライバー暴走運転の被害者遺族が悲痛な叫び「抱きしめたいよ……」

75歳以上の免許返納率は5.18%

 放送後、ネット上には、「泣きすぎた。苦しい。こんなことあってはいけない」「ニュースで見ても胸が締め付けられる気持ちがしたけど、お父さんの口から聞くと本当に辛い」「あんなにはっきりした描写状況が聞ける機会、ニュースはないし、全国の運転するご老人は見た方がいいと思う」「やっぱり高齢者には免許返納を義務付けるべき」といった感想が多数上がり、時勢も相まって、大反響となっている。

「ロケ日は4月18日となっていましたが、くしくも翌日、池袋の暴走事件が発生。自転車に乗った母子が亡くなりました。昨今多発する高齢者ドライバーの暴走事故を受け、免許の返納を義務付けるべきだという議論が盛んになっていますが、現行の免許返納は自己判断に委ねられる部分が多く、警視庁の発表によると、2008年の75歳以上の返納率は5.18%にとどまっています。また、『自分の運転テクニックなら十分危険回避できる』と考える割合は、65~69歳で29%、70~74歳で46%、75歳以上で53%と、年齢が高いほど高くなる傾向があります(国民生活センター『国民生活』2016年11月より)。こういった背景もあり、家族が返納を勧めても、なかなか受け入れられない現状がある。多くの自治体では、バスや電車といった公共交通機関、タクシーなどの運賃割引施策を設けていますが、地方部ではそもそも公共交通機関が充実していないですし、車がないと生活が不便なことには変わりありません。法整備だけでなく、車に代わる安全な移動手段の確保が早急に求められています」(社会部記者)

 くだんの事件後、長女の友人たちは高齢者の免許更新制度の改正や、返納後の交通手段確保などを求め、ネット上で署名活動を開始。現在までに賛同者は2万5,000人を超えているという。また、母親もたびたびメディアに登場し、高齢ドライバーの問題提起を行っているが、ドライバーたちには今一度、運転について考えてほしいものだ。

最終更新:2019/05/17 09:20
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