「港区おじさん」の正体はタダの買春オヤジ⁉ アッパー層限定の出会い系サイト「東カレデート」にJDライターが潜入!
#出会い系サイト
どいつもこいつも……
不自然なスペースや仮名遣いは、おそらくアプリが設定している禁止ワードに触れることを避ける狙いがあるのだろう。港区ライフへのお誘いかと思いきや、まさかの買春のオファーに落胆しつつ、筆者は「え? そういうのはやっていないんですが……」と返信。しかし相手は「みんなやってますよ。7だすからどう?」と、まったくひるまない。
ほかのみんながやっていようが、買春オヤジには用のない筆者は、それ以上の返信をすることはなかった。しかし、次に受け取った、年収2000万円の52歳の医師からのメールも、売買春を持ち掛けるものだった。
「最初会ってみてお互い気が合えば、おとなの方都度5で考えています」
もはや筆者は男性からのメールを待つことはやめ、マッチングした男性の中から真面目そうな相手を選び、こちらからメールをしてみることに。
「港区女子に憧れています。まずは食事をしながら、お互いのことを知り合えたらと思います」
そんな文面のメールを、公務員や会社員、自営業など、庶民的な肩書の男性10人ほどに複数送った。
その後、3日以内に返信があったのは、6人。しかし、初対面でドライブデートをしたいという怪しい人や、「お食事だけの方は普通に間に合っていますよ」と意味深な人、なぜか赤羽での面会にこだわる北区おじさんなどばかりで、キラキラの港区ライフに誘ってくれそうな男性はいなかった。「現在、海外出張中なのでまたメールします」と言っていた商社マンも、その後、連絡が途絶えている。
結局、出会えるのは港区おじさんではなく買春おじさんばかりという結果となった。筆者のスペックが不十分だっただけかもしれないが……。
ちなみに東京カレンダーには、出版事業の傍らで出会い系サイトを運営する意義や、そこで売買春が行われている疑いについて、4月26日までに電話とメールで見解を求めた。しかし5月12日時点では返答を得られていない。
(文=大塚ナミ)
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