鈴木奈々“始球式トラブル”に球界関係者ヤキモキ「せっかくの営業ツールが……」
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先月27日に行われたプロ野球・東北楽天対千葉ロッテ戦でタレントの鈴木奈々が“始球式トラブル”を起こし注目が集まったが、これに球界関係者はヤキモキしている。
鈴木は自身がイメージキャラクターを務める食品会社のPRイベントの一環で始球式に登板。ところが、投球動作を止めるポーズを取ったり、「今から投げる!」と複数回連呼するなど、最終的に試合開始の遅延行為に発展。結局、定刻より4分遅れでプレーがかかった。この失態に、直後より批判が殺到。鈴木、企業含めて謝罪に追い込まれる事態に発展している。
これまでも、芸能人が始球式を務めることは他の球団、球場でも頻繁にあったが、今回の騒動で特に頭を抱えているのがお金にシビアになる、不人気球団の部類の営業担当者たちだという。球界関係者がその理由をこう説明する。
「キャパもあり、ファンが全国区の巨人、阪神、近年はリーグ3連覇など強いチームとなった広島などはそれほど苦労しませんが、それ以外の球団はかなりの営業努力をしないと厳しい状況はさほど変わっていない」
その中で“営業ツール”として売り物になるのが始球式だという。
「ある球団なんかは『100万円協賛なら試合開始15分前の“プレ始球式”。もっと払えば試合直前の始球式の権利を売ります』なんてことを、実際にやっている。試合前、試合中に行われる、ほかのイベントもそう。スポンサーありきでないと成立しないんです。今回のトラブルは、間違いなく他球団にも多少なりとも影響はあるわけで、現場からも『営業ファーストでなく、もっと配慮しろ!』という声が出るのは避けられない。いわば大きな売り物が1つ、無くなってしまう可能性があるんです。これは、不人気球団にしてみれば死活問題になりかねない」(同)
4日、鈴木はレギュラー出演する番組で「ご迷惑をかけて申し訳ない」と改めて謝罪したが、この騒動はまだまだ尾を引きそうだ。
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