ポドルスキだけじゃない! Jリーグの罵詈雑言は日常茶飯事?
#サッカー #Jリーグ
J1リーグが絶好調だ。ゴールデンウィークに開催されたJ1リーグ第10節だが、9試合の合計観客数は25万9,521人。1試合平均約2万8,836人で、節ごとの合計観客数のリーグ史上最多記録を更新した。
JリーグはDAZNからの巨額の放映権を得て以降、日本No.1スポーツの座をプロ野球から奪取する勢いである。
その一方で、暗い話題もあった。J1リーグ第8節の浦和レッズ×ヴィッセル神戸戦では、神戸のFWルーカス・ポドルスキがボールパーソンに対して、ドイツ語で「ボールをよこせ! クソ野郎」と罵声を浴びせたシーンが放送されてしまった。このシーンは欧州でも取り上げられ、大騒動に発展。結果、ポドルスキは厳重注意となった。
ミックスゾーンを通らなかったり(参照記事1)、相手チームと大乱闘を起こしたり(参照記事2)、何かとお騒がせなポドルスキがまたもや……と思いきや、Jリーグではこの手の発言は珍しくないとサッカーライターは明かす。
「2017年にも、J2選手がボールパーソンを突き飛ばす事件(参照リンク3)がありました。このようなわかりやすい事案があればメディアが騒ぎ、Jリーグ側もアクションを起こしますが、その手前の攻撃的な発言は日常茶飯事です。たとえば、J1第9節の横浜F・マリノス×鹿島アントラーズ戦でも、ラインを割ったボールを鹿島の大岩剛監督がすぐに渡さなかったことに横浜選手がいら立ち「渡せよ! 早く!」と言ったのがマイクに入りました。相手監督とはいえ、15歳以上年上ですよ? 試合中にエキサイトしてしまうのは仕方ありませんが、選手のそういった振る舞いは、サポーターやサッカー少年にも悪影響を与えてしまいます」
先日、J3ギラヴァンツ北九州のMF加藤弘堅が「僕の友人が週末に子供を連れてJリーグを見にスタジアムに行ったそうです(中略)ただ近くにいた大人の方が大声で暴言を言っていたそうで、その子供がそれ以来、スタジアムに行くのを怖がるようになったみたいです。。。」とツイートして話題になった。
選手もサポーターも、日頃の罵詈雑言がJリーグの品格を下げていることを理解しなければいけない。
(文=TV Journal編集部)
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