【GW10連休毎日連載企画】#8 ニッポン人の、ニッポン人による、世界中の人のためのカレー
#グルメ #珍級グルメハンター
●でっぱりは山かスイッチか、はたまたチクビ?
もはやラーメンは、中華料理ではなく、「日本食」と言っても過言ではない。同じように、カレーライスも、インド料理かというと? なところはありますな。
ラーメンに次ぐ、第二の国民食「カレー」は、いまや人気ラーメン店と同じように、行列のできる店が登場するほどの人気っぷりです。
そんなジャパニーズカレーの美味しい店が北千住にあるというので行ってきました。
駅から歩くこと数分で到着したのは、小洒落た感じのカレー屋さん。1階店内は、半円を描いたカウンター席で、これもなかなかシャレオツです。
で、どんなカレーを食べにきたのかというと、これですよ、コレコレ。
そう、今日はこれを食べに来たのだ!
でも、なんスかね、これは? 網にかかったエアーズロック? それともなにかのスイッチっすかね?
説明書きを読むと、茶色いのはもちろんスパイシーで美味しいカレーで、白いソースはココナッツミルク仕上げのポテトクリームらしい。そして、メッシュになってるのはチェダーチーズってことか。
カレーもここまで綿密に味や盛り付けを計算して調理すれば、もはやB級グルメなんて呼べなくなてしまいそう。ましてや、珍級なんてとてもとても……(汗)。
スプーンでそーっとてっぺんをカリカリしてみると、現れたのはなんと……
温玉!
キミがトロ~リ流れ出してめっちゃ食欲をそそります。
そしてその下にはゴハンが、と思ったら現れたのは、
ローストビーフぅ!
温玉もローストビーフも全然予期してなかったのでちょっと驚きです。そして、そのローストビーフを剥がしていくと、真ん中にちゃんと白いゴハンがあるのでした。
めっちゃ、ンマそーじゃないっすか!!
まずは、ローストビーフにとろけ出た温玉のキミとカレーを絡めてひとくち。
ん、んん? そんなに辛くなくておいしー!
他にお客さんもなく、カウンターの中にいた女性の店員さんとおしゃべりしながらいただくと、この盛り方は、富士山を模していて、店名の「j」は「ジャパン」の「j」だと教えてくれた。
つまり、“ニッポンのカレー”ってこと。なるほどねーと、感心しながら聞いていると、最初は辛くなかったはずのカレーが、どんどん辛味を増して来た。
これって、今大阪から流れが来てるスパイスカレーってやつでは!?
「お客さんの中には、顔を仰ぎながら食べる人もいますよ」
店員さんもそう言って笑っていたが、本当に旨くて辛いジャパニーズカレーなのでした。
大満足して店を出て、もう一度看板を見たら、「j」の字がニッポン列島になっていた。
ニッポン人が作ったニッポンのカレー、うもうございました。
北千住 j’sカレー「ジェイズ丼 武士」1140円
SNS映え ☆☆☆
味 ☆☆☆
珍級度 ☆☆☆
(写真・文=よしよし)
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