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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『あな番』田中圭の癖を徹底検証

『あなたの番です』原田知世&田中圭がウソをつくときの癖を踏まえ、初回からの動作を検証

「翔太との年齢差が怖い」と言いながらウソをつくときの癖を見せた菜奈

 手塚夫妻の間で気になるやりとりがあった。ウソをつくときの癖に関しての会話だ。菜奈は翔太の癖を指摘した。

「翔太君、必ずウソつくとき、右の胸を掻くから」(菜奈)

 そう言う菜奈も、独特の癖を持っている。翔太は菜奈が話すとき、彼女の指に注目している。ウソをつくときに菜奈は、いつも両手の指を組んでいるのだ。

 これらを踏まえ、今までの2人の動きを確認してみた。まず、第1話。自宅内で鍵が見つかり、管理人室に鍵を返しに行った翔太。しかし、管理人は不在だった。

「ドアが開いてたから閉めてこようと思ったけど、どっちとも合わなかった」(翔太)

 いや、管理人室に鍵穴はない。でも、このときの彼は右胸を掻いていないのだ。ウソをついていないということになる。一体、翔太はどこに鍵を刺したのだろう?

 第1話での住民会で、問題の“交換殺人ゲーム”は行われた。帰宅後、翔太に「どうだった?」と聞かれた菜奈は「特に何事もなく……」と返答している。と同時に、彼女は指を組んでいるのだ。菜奈の癖を見抜く翔太は、この時点で妻のウソに気づいていたことになる。婚姻届を出そうと翔太に促され、「埋まらない年の差があるのが怖い」と返答したときも菜奈は指を組んでいる。

 明らかに、手塚夫妻は“交換殺人ゲーム”のキーマンだ。2人を観察する上で、これらの癖は重要なフィルターになるだろう。……いや、ウソをついていると印象づけるためわざとやっている可能性も否定できない。何せ、ミステリー好きの2人である。特に、不用意に癖の動作を見せる菜奈は逆にあやしい。

あまりにも多い伏線と匂わせ

 伏線や匂わせが多いこのドラマ。情報過多ゆえに“交換殺人ゲーム”の輪郭はまだ掴めていない。そんな現状において気になる点は以下だ。

・生首に驚き部屋を飛び出た藤井と出会った佐野豪(安藤政信)。彼が持っていたクーラーボックスは生首と関係があるのだろうか?

・久住譲(袴田吉彦)がエレベーター内でドライバーを持っていた目的は?

・なぜ、菜奈は翔太との婚姻届の提出を拒むのか。

・翔太につきまとう尾野が手作りの食べ物をプレゼントし続ける理由は?

・住民会で「山際の名前を書いた」と宣言した藤井の声を録音していたのは誰?

・ジムに入会した細川朝男(野間口徹)が翔太に接近する理由は?

・赤池美里(峯村リエ)が姑の幸子(大方斐紗子)にいびられているのは何かの伏線?

・田中政雄を殺したのは本当に藤井なのか?

・田宮純一郎(生瀬勝久)がマンション内に仕掛けた監視カメラに映っていた映像は?

 あまりの多さから取捨選択は必要だが、これまでの情報は参考になる。それらを材料に、各住人の家庭事情や関係性など見えないものがぼんやり見えてきた。自ずと、ドラマからだんだん目が離せなくなってくるのだ。まんまと思うツボにはまっている気がして、悔しくもあるのだが。

(文=寺西ジャジューカ)

 

最終更新:2019/05/08 18:13
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