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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『あな番』田中圭の癖を徹底検証

『あなたの番です』原田知世&田中圭がウソをつくときの癖を踏まえ、初回からの動作を検証

田中政雄を殺したのは、本当に藤井なのか?

 第3話を見終わって、真っ先に疑問に思ったのは「田中政雄を殺したのは本当に藤井なのか?」ということ。藤井の挙動に気になる点があったのだ。

 殺意を持ってプータン料理店へ忍び込んだ藤井。ターゲットの店長はすぐそこにいる。厨房に身を潜める彼はそのとき、口を抑えて唐突にえづいた。人を殺す緊張感が理由と思ったが、別の考え方もできる。田中はガス漏れした厨房でタバコを吸おうとし、大爆発を起こした。実は、藤井が忍び込んだときはすでにガスが漏れていて、それを理由に彼はえづいたのかもしれない。 

 真相はまだわからない。でも、藤井が田中殺害を本当に実行に移したかは不明である。あの大爆発で田中が死に至ったのかもまだ不明だ。

爆発の被害に遭った田中と、爆発させて作る雷おこし

 尾野幹葉(奈緒)は手塚翔太(田中圭)を狙っている。尾行しては、偶然会ったかのように翔太の前に現れたりもする。妻の菜奈が大好きなのに、翔太は尾野を邪険に扱わない。そういえば、第2話で翔太は「真犯人は301号室の尾野さんです!」と断言していた。疑っているからこそ、尾野に接触しているのかもしれない。

 翔太へのプレゼント攻勢が凄い尾野。第2話では手作りのウエハースを、第3話では雷おこしを手渡していた。あまりにも独特なセレクトである。実は、これらは何かを暗喩している気がするのだ。

 第2話で殺害された山際の遺体は、首から上が切断されていた。そして、第2話で尾野がプレゼントしたウエハースは大きな板状のものだった。手渡すときに彼女は「カットしてないんでちょっと食べづらい」と一言付けている。第3話で尾野がプレゼントしたのは雷おこしだ。お米を蒸して干し、水につけ、煎って爆発させて作るお菓子である。“交換殺人ゲーム”のターゲットになった田中も大爆発に巻き込まれている。

 翔太は、ミステリー小説の結末をいきなり明かしてしまう悪癖を持っている。軽い気持ちで彼がぶち上げた“尾野真犯人説”も、実は当たっているかもしれない。彼の読みは馬鹿にできない。

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