宮下草薙、四千頭身、アインシュタイン……ブーム芸人不在の2019年、プチブレークを狙うのは誰?
#お笑い #宮下草薙 #四千頭身 #アインシュタイン
2017年のブルゾンちえみ、18年のひょっこりはん……毎年上半期に大ブレークする芸人が登場するというのが最近のお笑い界の流れだったが、19年はちょっと違う。
「元日の『おもしろ荘』(日本テレビ系)出演者がブレークするというのが定番となっていたんですが、今年は空振り。その代わりと言ってはなんですが、霜降り明星やEXITあたりが人気となっています。ただ、大ブームとなるような旬の芸人がいるわけではないので、制作サイドとしてはいろんな芸人を起用して、いい人材を発掘していきたいという方向性になっています。そういう意味では、どの芸人にもチャンスが回ってきそうです」(制作会社スタッフ)
そんな中、ここ最近注目度を高めているのが、太田プロダクションの漫才コンビ・宮下草薙だ。異常にネガティブなボケ担当・草薙のキャラクターがウケて、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)などにも出演している。
「草薙は、モニターに映し出されている自分が気持ち悪くて見られないというほどに、心配性でネガティブ。そのくせ、強くツッコんでくる先輩に『やめて!』と叫ぶなど、これまでにないタイプの芸人さん。イジる要素がたくさんあるので、テレビ的にはかなりオイシイ人材です。ただ、今後テレビに慣れてしまうと、今のネガティブキャラが死んでしまう可能性も高いので、そこが心配です」(同)
そんな宮下草薙と並ぶ形での注目株がワタナベエンターテインメント所属3人組・四千頭身だ。
「昨年くらいから“ネクストブレイク枠”と言われていたものの、なかなか結果が出ないのが四千頭身。ただ、その“伸び悩み”の部分を笑いに換え始めていると、関係者の間では徐々に評価も高まっています。ツッコミの後藤拓実が、『アメトーーク!』(4月11日放送回)に出演した際、番組にハマる宮下草薙の草薙に嫉妬して、爪痕を残そうと無理やりトークを盛っていたとことなんかは、かなり面白かった。見事な“伸び悩み芸”で、チャンスをつかむかもしれません」(放送作家)
また、着実にメディア露出を増やしているのが、吉本所属の漫才コンビ・金属バット。フリースタイルすぎる漫才が注目を集めている。
「丸坊主と長髪という見た目のインパクトやガラの悪さもあって、テレビ的ではないと言われつつも、ネタ番組には呼ばれているし、その都度爪痕も残している。それこそ、今年のM-1グランプリ優勝も射程圏内と言われています」(テレビ局関係者)
一方、もう一組『M-1グランプリ』の優勝候補と目されているのが、同じく吉本の漫才コンビ・アインシュタインだ。
「よしもとブサイク芸人ランキングで3年連続1位となったボケの稲田直樹のルックスに注目が集まりがちですが、漫才は意外と正統派で、実力も確か。最近では全国区の番組出演も増えて、視聴者も稲田のルックスに慣れ始めているところだと思うんですよ。そうなると、今度は漫才の面白さをしっかり見てもらえるようになるので、徐々に評価も高まってくるはず。今年のM-1では、かなりいいところまで行くのではないでしょうか」(同)
大ブームとなる芸人はいないが、プチブレークを狙えそうな芸人はたくさんいる2019年。彼らが切磋琢磨することで、お笑い界も盛り上がりそうだ。
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