ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第104回
【GW10連休毎日連載企画】#1 百鬼夜行の路地にある、世にも奇妙な京都名物
2019/04/27 14:00
#グルメ #珍級グルメハンター
黒ラーメンのお味は……!?
疑えば疑うほど怪しく見えてくる黒いラーメン。実は、写真を撮ってる時から感じてはいたのだが、丼から立ち上る匂いが……生臭い。きっと、妖怪の香りに違いない。ならばどんな出汁がでているのかと、レンゲですくってひと口ズズズ……。
「くっせ~! イカスミ風味の妖怪汁かぁ~」
匂いといい味といい、イカスミ風だが、たぶん妖怪出汁だろう。ニラやピータンの匂いも混じっているに違いない。
勇気を決して紫色の麺をズズッとすすると、鼻から抜ける香しい妖怪の香り。何だかわからないチャーシューも、本物の豚の味がして美味いのだ。
しかし、問題はコレ。レンゲですくうと、何かの目ん玉に見えてきた。血走ったように見えるのは、パプリカパウダー風の妖怪粉に違いない。思い切ってひとくちで頬張ると、これまたホンモノのピータン風で、けっこう美味だった。
最初は臭かった妖怪の煮汁も、慣れてしまうと後を引き、もうひと口、もうひと口と泥沼に引き込んでいく。そう、まるで、台湾の臭った豆腐のように……。
気がついた時には丼のほとんどを食い尽くしていて、「ああ、これでオイラも妖怪の仲間か…」そう、大きくため息をつくのだった。
妖怪ラーメン、うもうござ……。
北野白梅 いのうえ「妖怪ラーメン」750円
SNS映え ☆☆
味 (゜ロ゜)!!
珍級度 ☆☆☆
(写真・文=よしよし)
最終更新:2019/11/28 18:59
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