皇太子が秋篠宮への不満を吐露!? 何がなんでも叩きたい週刊誌、秋篠宮一家へのバッシング止まらず……
#週刊誌 #元木昌彦 #週刊誌スクープ大賞
今週の1位は……
今週の新潮は、12歳の長女に対する性的暴行などの罪に問われた父親に、静岡地裁の伊東顕裁判長(62)が、無罪をいい渡したと報じている。
これもワイドの1本で短い記事だが、内容は重い。これを今週の第1位にする。
判決は3月28日。社会部記者がこう話す。
「2年前、当時12歳だった長女に淫らな行為をしたとして、父親が強姦と児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪に問われていたのです。長女は、2年間にわたって自宅で週3回ほど乱暴されたと主張しましたが、訴えが退けられた格好です」
新潮によると裁判長は彼女に、こんなことを聞いたというのである。
「ちんちんを入れてくると、どうして嫌なの?」
彼女はこう答えた。
「分かんないけど、嫌だ」
検察の関係者はこう批判する。
「彼女は軽度の知的障害で、架空の被害を訴えるほどの性的知識はなく虚偽の供述もできません。父親からは性的被害のみならずDVもありました。そのうえ、裁判長から咎められるような尋問をされれば、明確な証言などできないでしょう」
伊東裁判長は、判決理由をこういったと、先の記者がいう。
「自宅が狭かったことから、“ほかの家族が被告に気づかなかったのはあまりに不自然”として証言の信用性が認められなかった。強姦も、“犯罪行為を裏づける的確な証拠がない”。一方、携帯に児童ポルノ動画をダウンロードしていた罪では罰金10万円でした」
新潮の直撃に、伊東裁判長はこう答えている。
「判決を見てください。裁判官はね、判決で語っていますから。それ以上は弁解しない」
名古屋地裁支部の鵜飼祐充裁判長は、抵抗しないほうが悪いといわんばかりで、父親に無罪判決を出した。
このケースも、娘の証言が信用できないと、切り捨て、父親を無罪にした。
こうした常識に反した判決が続いて出るのは、裁判官の能力のせいなのか、近親相姦など大したことではないという空気が、世間に流れているからなのか。
昔は、近親相姦というのは、おぞましい、人間ではなく獣の様だと忌み嫌われたものである。
それが、世間の常識だと思っていた。だが、この頃は、犯される方が悪い、男に隙を見せた女にも非があるといういい方が、おかしい、常識を外れていると批判されないようである。
性被害に遭う女性を「彼女は頭が悪いから」とバカにする男が増えているともいわれる。
この2人の裁判官だけの問題ではない。今の世の中にまん延している女性蔑視、男の下に女を置くことをあたり前と考えるふざけた風潮は、法の番人の脳みそも確実におかしくしているといわざるを得ない。
この国の立法も行政も、司法さえも腐敗してきている。その兆候が、こうした判決に見てとれると思うのだが。(文中敬称略)
【巻末付録】
今週は現代がお休み。ポストだけだが、ボリュームはある。まずは「米倉涼子、いくつになってもいい女-トップ女優の『優雅な色香』」、袋とじは「奇跡の43歳、岩本和子『初夜交合』動画-デジタル写真集が大ヒット」「岡田奈々、青春の坂道-17歳の時に発売された写真集が電子書籍で甦る!」
後半は、袋とじ「世代別人気女優10人女性器測定会-美人女医・丹羽咲江医師が監修」
「日活ロマンポルノあの女優たちの現在 日活ロマンポルノ、谷ナオミ、原悦子、田中真理、鹿沼絵里」
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これだけ集めたのは、実にご苦労さんである。グラビアは500円の価値あり。これで記事がもう少し充実していればと思うのは、ないものねだりか。
【告知!】
4月の「ノンフィクションの醍醐味」は週刊現代次長で中国問題の専門家、近藤大介さんに来てもらいます。
彼は中国関連の本を講談社も含めて20冊以上出しています。奥さんは中国人で、中国語、英語、韓国語に堪能です。
現在、中国、北朝鮮情報に関しては第一人者だと思います。
テーマは「習近平の中国のこれから」
(日時と場所)
4月26日、金曜日 午後7時から、カフェ・ミヤマ 高田馬場駅前店2号室 東京都新宿区高田馬場2-17-4 菊月ビル地下1階 電話は03-5292-5772
(地下鉄東西線・高田馬場駅から濡れずに行けます)
「ゼロメガ」の名前で取ってあります。初参加の方は、直接おいでになるか私にメールをください。
m.mo1to2ki3@gmail.com
(席料)コーヒー代として1000円
よろしくお願いします。
(文=元木昌彦)
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