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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > ギョーカイ漫画で平成を振り返る
じゃまおくんのザオリク的マンガ読み 

勝新パンツ事件、宜保愛子ブーム……ザ・広告業界マンガ『気まぐれコンセプト』で平成を振り返る

1992年(平成4年)

 世の中は、バブル崩壊本格化、尾崎豊死去、バルセロナ五輪で岩崎恭子が金メダル獲得の時代でした。

 この年のお気に入りイベントは……

・不況によるもつ鍋ブーム。

・『進め!電波少年』(日本テレビ系)が放送開始。松村邦洋が渋谷センター街のチーマーにボコられる。

・貴花田と宮沢りえが婚約発表、2カ月後に解消。

 そうそうこの頃なぜか、もつ鍋がはやってたんですよ。しかも、今のおいしいもつ鍋じゃなくって、ゴムみたいにかみ切れない謎の物体が入ってる店が多くて、なんでこんなまずいもんがはやってるんだろう、これが不況ってやつなのか、地獄だな……って思ったもんです。

1993年(平成5年)

 小和田雅子さんが皇太子妃内定、ナタデココブーム、屋内スキー場ザウスがオープン、Jリーグ開幕とドーハの悲劇の時代でした。

 この年の注目イベントは……

・『悪魔のKISS』(フジテレビ系)で常盤貴子がおっぱいを丸出しして揉まれるシーンが伝説に。

・女子高生が下着を売るブルセラショップブーム。

・Tバックブームの先駆けとなった飯島愛が中学生男子の人気No.1タレントに。

・加勢大周が事務所独立でもめ、新加勢大周こと坂本一生が登場。

 そのほかにも、『料理の鉄人』(同)放映開始とか、J-POPはZARDやWANDSなどのビーイング系が全盛とか、『ポケベルが鳴らなくて』(日本テレビ系)で不倫OL役を演じた裕木奈江への大バッシングなどがありました。本当かわいそうだった……。

1994年(平成6年)

 全国的な水不足、ジュリアナの後継ディスコ・ヴェルファーレがオープン、気象予報士の登場、携帯電話が本格普及の時代でした。

 この年の注目イベントは……

・女子高生の間でポケベル暗号ブーム「14106(愛してる)」。

・『家なき子』(日本テレビ系)で安達祐実の「同情するならカネをくれ」が伝説のセリフに。

・「日清焼そばU.F.O.」でマイケル富岡がヤキソバンになる。

 そのほか、グレイシー柔術ブーム、Dr.コパの風水ブームなどがありました。当時は何かと失敗するたびに「それは風水が悪いせいだ」って言われる風潮だったのを思い出しました。知らんがな。

1995年(平成7年)

 阪神淡路大地震、地下鉄サリン事件、PHSサービス開始、発泡酒発売開始、野茂ドジャース入りの時代でした。

 この年の注目イベントは……

・Windows 95発売、発売日は秋葉原に1万人の行列。

・遠峯ありさが華原朋美に改名、小室ファミリー入り。

・ファッションブランドDKNYブーム。

などです。阪神淡路大地震、地下鉄サリン事件という出来事があっただけでも平成最悪の年だったという感じですが……明るい話題でいうと、ミスチルやダウンタウンが大ブームになったのもこの頃です。DKNYの帽子をかぶっている人がニューヨーク市警(NYPD)と間違えられるっていうのが、作中でネタにされてました。

1996年(平成8年)

 アトランタ五輪、銀座にスターバックス日本1号店、スーパールーズソックスのコギャルブーム、『電波少年』(日本テレビ系)の企画で猿岩石がユーラシア大陸横断ヒッチハイクで話題の時代でした。

 この年の注目イベントは……

・石田純一の「不倫は文化」発言でワイドショー界の伝説に。

・星座占いに13番目の星座、へびつかい座が登場。

・ミニスカポリスブーム。初代ミニスカポリスにさとう珠緒。

 そのほかにもK-1グランプリブームや小室ファミリー(安室奈美恵・華原朋美・globe・dos・trf)がオリコン上位を独占、木村拓哉主演『ロングバケーション』(フジテレビ系)でのチョベリバ発言などがありました。

***

 平成10年ぐらいまでご紹介しようと思いましたが、文字数がものすごいことになりそうだったので、このぐらいにしておきますが、こんな感じでトレンドを4コマ漫画形式でネタにしたものが35年分も収録されているんです。とんでもない情報量ですよね! チャラいとか言ってすんませんでした。

 皆さんも、昭和・平成を振り返るのに最高の『気まぐれコンセプト完全版』を読んでみてはいかがでしょうか? どうせなら、消費税が上がる前に買っておくのがチョベリグかもしれません。

(文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん <http://ablackleaf.com/>)

◆「ザオリク的マンガ読み」過去記事はこちらから

最終更新:2019/11/07 19:26
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