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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > ギョーカイ漫画で平成を振り返る
じゃまおくんのザオリク的マンガ読み 

勝新パンツ事件、宜保愛子ブーム……ザ・広告業界マンガ『気まぐれコンセプト』で平成を振り返る

1989年(昭和64年→平成元年)

 昭和天皇の崩御による自粛ブーム、『魔女の宅急便』が映画公開、ベルリンの壁崩壊、消費税3%導入などの時代でした。

 この年の注目イベントは……

・泣ける話「一杯のかけそば」が社会現象になるも、作者の詐欺疑惑で、なかったことに。

・太陽銀行、神戸銀行、三井銀行が全部くっついて「太陽神戸三井銀行」が誕生し、その後「さくら銀行」に。

・セクシャルハラスメント略して「セクハラ」が流行語大賞。

「さくら銀行」は現「三井住友銀行」ですね。当時は銀行合併&改称ブームで、さまざまな新銀行が誕生しました。あと「アメカジ」の後に「渋カジ」ブームが来たのも、この頃だそうです。僕はファッションにまったく興味がなかったので、渋いオッサンの服装のことだと思ってました。

1990年(平成2年)

 世の中は、スーパーファミコン発売、『ちびまる子ちゃん』アニメ化、ティラミスブームの時代でした。

 この年の注目イベントは……

・勝新太郎がハワイ入国時にパンツの中に隠していたマリファナとコカインが見つかり、「もうパンツははかない」とコメント。

・歴代最強にエロいダンス「ランバダ」ブーム、石井明美がカバー。

・大仁田厚が「ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ」で話題に。

 当時はティラミスがはやりすぎて、なんでもかんでもティラミス味になっていたのを覚えています。ロッテのティラミスチョコレートとか、板チョコの間にチーズっぽい何かがねじ込まれている無理やりさが素敵でした。また、ティファニーのオープンハートがバカ売れしたりとか、曖昧・いい加減なことを「ファジー」とオシャレに言い換えるブームも、この時代だそうです。

1991年(平成3年)

 SMAPがCDデビュー、99歳の双子姉妹・きんさんぎんさんブーム、ジュリアナ東京オープン、湾岸戦争開始の時代でした。

 この年の注目イベントは……

・『101回目のプロポーズ』(フジテレビ系)で武田鉄矢の「僕は死にましぇえん」が伝説の名セリフに。主題歌、CHAGE&ASKAの「SAY YES」も大ヒット。

・『東京ラブストーリー』(同)では、鈴木保奈美の「ねえ、セックスしよ」が伝説の名セリフに。

・霊能力者・宜保愛子ブーム。この頃は超能力とか霊能力がめっちゃ信じられてた。

・トップアイドル、宮沢りえのヌード写真集「サンタフェ」(朝日出版社)が155万部のベストセラーに。

・B21ヒロミが、大量のロケット花火を背負って宇宙へ向けて発射。やけどを負って入院。

「月9」ドラマというワードに、ものすごいパワーがあったのがこの時代です。そして、宮沢りえのヌード写真がいきなり発表された時は、おそらく日本中の男子がザワつくほどの衝撃でした。あと、フリッパーズ・ギターが電撃解散、解散理由が渡辺満里奈の取り合いのためとウワサされた……というのもこの年だそうです。満里奈の魔性っぷり、スゲーっすね。

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