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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 【珍スポ】高麗人参ランド
傍観ライター・清水2000の「韓国珍スポ探訪記」VOL.29

町の至るところに”隠れ人参”が潜む、高麗人参ランド「母子人参像」

今回訪れるのはこんな町です。いえーい

 韓国の真ん中あたりに「高麗人参すぎる町」があると聞いて行ってみた。忠清南道(チュンチョンナムド)・錦山(クムサン)郡。人口5万人ほどの小さな町だ。

 特産物の高麗人参が、町おこしのアイテムとして至るところに出現。町のマスコットキャラクターはもちろん高麗人参であり、毎年秋に「錦山人参祭」という一大フェスが開かれるほか、過去に3回「錦山世界人参エキスポ」までも開催されているという。

 錦山市外バスターミナルまで、ソウルからバスで2時間30分。バスが高速道路を降り街中に入ったところで、我々部外者を迎えるように、いきなり巨大な高麗人参2本が車窓を横切った! ちょっと、心の準備がまだなんですけど……。

 やがてバスは小さなバスターミナルに到着。そこは日中から暇そうなお年寄りたちでにぎわっている。ターミナル前のタクシー乗り場には、待ち人のためなのか暇な人のためなのか運動器具やテレビが並んでおり、そんなソウルとはまったく違う景色に興奮してしまう。

お年寄りが集うバスターミナル前
ターミナル周辺の市場にて、サウンドシステムを積んでポンチャックを爆音で流すママチャリに遭遇

 気になるさっきの高麗人参像までは、タクシーで5分、徒歩でも15分ほどの距離。像が立つ場所「錦山歴史文化博物館」の名を告げ、タクシーに乗り込んだ。

 車が目的地に近づくにつれて、遠くの高麗人参が悪夢のようにぐんぐん大きくなっていく。

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