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日刊サイゾー トップ > 社会 > メディア  > 『ViVi』表紙にKōki,登場で「恐怖すら感じる」
【wezzy】

河北麻友子ではなくKōki,が表紙、『ViVi』に「忖度する雑誌」「恐怖すら感じる」と批判

 講談社が発行する女性向けファッション誌『ViVi』が、公式Instagramにて、今月23日発売の6月号の表紙をKōki,が単独で飾ることを発表した。Kōki,は言わずもがな、木村拓哉と工藤静香の次女で、昨年5月からモデルとして活動中。満を持しての登場に思われたが、Kōki,の表紙に対してインスタコメント欄には、「がっかりしました」「ショック」「どうして麻友子ちゃんじゃないんですか」と、落胆や批判が200件以上も集中している。

 というのも、『ViVi』で2012年から専属モデルを務めてきた河北麻友子が、この6月号で卒業するからだ。河北麻友子の表紙を期待していた読者の失望は大きい。Kōki,への直接的なバッシングというより「麻友子ちゃんが良かったのに」というコメントのほうが圧倒的に多いのだ。一部を引用する。

<本当に最悪、viviって忖度するつまらない雑誌なんだね>
<kokiちゃんを否定してません。今月をkokiちゃんにする必要があったんですか?って話です>
<これだけViViに貢献してきた麻友ちゃんをなぜ最後まで単独で表紙にしないのか。疑問しか感じません。>
<まゆこちゃんを表紙にしないのを申し訳なく思ってないのが、じゃーん!初登場kokiちゃんです から伝わってくる。恐怖すら感じます。>
<新しい時代っていうか、昭和に逆戻りしたような表紙ですね。最近は逆にこういうのが新しいのかな?よく分からない>

 確かに“大人の事情”でKōki,が登場しているとしか思えないやり方であり、少なくとも「ファンから待望の声が上がっていた新星モデル!」とは言えないだろう。読者の反応がそれを物語っている。

 Kōki,は16歳だが、正直なところ、彼女が同世代の女性ファンを獲得できているかは微妙だ。現状では、工藤静香と木村拓哉のファンがそのままKōki,を応援しているのではないだろうか。

Kōki,が「母親にプロデュースしてもらっている子」から脱却するには?
 Kōki,は昨年5月、15歳にして『ELLE japon』7月号(ハースト婦人画報社)の表紙を飾り、モデルデビュー。母・工藤静香の個人事務所に所属しマネージメントを受ける彼女の夢は世界で活躍するモデルになることであり、デビューから数カ月後には、『ブルガリ』のアンバサダー、『シャネル』のビューティアンバサダーに就任。大塚製薬のCMや日本新聞協会の広告にも起用された。『ELLE japon』以外にも、『Numéro TOKYO』(扶桑社)、『NYLON JAPAN』(トランスメディア)や中国の『紅秀GRAZIA』などのファッション誌の表紙を飾っている。Kōki,がひとつ仕事をすれば必ず、メディアがニュース配信する。その背景に親の知名度があることは疑いようのない事実だ。

 そして「木村拓哉と工藤静香の娘」としての需要が(業界内に)あることも確かだろう。だからこそ、ハイブランドのアンバサダー、ファッション誌の表紙という注目度の高い仕事の依頼も来る。もちろん、大きな仕事を受けることは、Kōki,の“商品価値”をより高めることにつながるので、決して悪いことではない。しかしそれだけでは、Kōki,自身のファンは増えていかず、ハリボテの人気のままになってしまう。

 

 大きな仕事をこなし知名度が上がったとしても、ファンが大勢ついてくるわけではない時代だ。名前だけが先行し、「ゴリ押し」「忖度まみれ」と揶揄される。一方で、とりわけ同世代の女性から支持を得る存在やインフルエンサーは、容貌がカワイイだけでなく自己プロデュース能力に長けている。その賢さやあざとさが、憧れに直結するのだ。

 しかし現在のKōki,は「母親にプロデュースしてもらっている子」で、ティーン女子にとって魅力的な存在とは言えないのではないか。母・工藤静香の影が強すぎるため、Kōki,がステージママに手取り足取り導かれている少女に見えてしまうのだ。

 ただ、だからこそ今後、Kōki,が『ViVi』など身近な雑誌に登場することは彼女自身にとって良い方向性といえる。それこそ河北麻友子のように若い女性たちから支持を得ることが出来るようになれば、七光り感も薄れ、実人気もついてくるかもしれない。とはいえ日本ではなく海外のコレクションでの活躍を望むのだったら、同世代女子の支持などどうでもいいことだろうが。

最終更新:2019/04/18 07:15
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