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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 岡野陽一『R-1』で刻んだ爪跡

岡野陽一『R-1ぐらんぷり』で刻んだ爪跡「悲鳴──でも、それでいい」

ネタ作りは夜景が綺麗なホテルで

岡野陽一『R-1ぐらんぷり』で刻んだ爪跡「悲鳴──でも、それでいい」の画像3

――去年はライブやネタ番組で「小学生にパチンコを教えるおじさん」のネタをよく観た覚えがあります。

岡野 よく知ってますね。もう自分でできるんじゃないですか?(笑)

――いえ、できないです(笑)。以前、『空気階段の踊り場』(TBSラジオ)に出演されたとき、「ネタを作ろうと思って3万のホテルにカンヅメしたのに、何もしないで寝た」という話をしていましたよね。あれはすごい衝撃でした。

岡野 やっぱり家はできないんですよ。寝ちゃうし、テレビもあるし。それでマンガ喫茶に行ってみたんですけど、マンガ読んじゃうんですよね。「じゃあ」ってことでファミレスに行っても、家の近くだと「家でやったほうが浮かぶんじゃないか」とか理由つけて帰っちゃうんです。それでたまに遠くの、八王子のファミレスとか行ってみるんですけど、でもねぇ、やっぱり帰っちゃんですよ、タクシーで。

――タクシーで!

岡野 それでいろいろ考えた結果、ホテルしかない、と。3万円の、東京タワーが見えて夜景が綺麗なホテルに泊まりました。

――ビジネスホテルじゃないんですね。

岡野 1万円以下だと、僕は絶対帰っちゃうんですよ。だって八王子からタクシーで帰っちゃうんですから。なので3万円も負荷をかけたら絶対つくるだろうと思ったんです。でもねぇ……ダメですね。3万円のホテルは、ベッドが違うんですよ。だから寝ちゃったな~。自分に甘いんでしょうね。

――以前にテレビ番組で話していた、「朝起きられないから、目覚ましがわりで起床時刻に寿司の出前が届くように頼んでおく」というのも印象に残っています。借金がある人とは思えないお金の使い方だな、と。

岡野 借金があるので、お金がすごく好きだと思われてるんですけど、逆なんです。お金は嫌いというか、どうでもいい。だからお金で済むことはお金で済ませたい。出前もそうですね。だって、どうしても起きられないんだから、仕方ない。それと出前はケータイ払いにしてるので、その日は一銭も払わないでいいし。

――月末の自分が払う、と。

岡野 エグいですよ。ケータイ代、4~5万円いきますもん。最悪ですよ。だからダメだとは思ってるんですけどねぇ、あとのことを考えられないんですよね。

――「お金で済むことは、お金で済ませたい」というのは合理的な考え方だと思います。でもそれって、お金持ってる人が言えることだと思いますが……。

岡野 そっか、たしかにそうですね(笑)。

岡野陽一『R-1ぐらんぷり』で刻んだ爪跡「悲鳴──でも、それでいい」の画像4

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